城 (光文社古典新訳文庫)

2件の記録
- 夏しい子@natusiiko2025年3月12日読み終わった何度でも読む面白かった 最初はKの小賢しさに、口の達者な人だなと思っていたけれど この村の住人もフリーダ、村長、お内儀さん、アマーリアなどは油断ならない人たちだった。 この作品の感想をいくつか読んでいると「城に測量師として雇われた」となんなら、小説の裏表紙のあらすじにすら書いてあるけど、仕事を依頼なんてされてないよね。 Kは勝手に辿り着いた旅人だよね。 小説の真ん中辺りでK自身も、初日にシュワルツァーのおかげ(せいで)っと振り返っているし。下男としてどこかに住みこめたかもしれないと、ということは測量師じゃないよね。