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夏しい子
夏しい子
夏しい子
@natusiiko
純文学と文芸誌が特に好きです。 海外小説やエンタメ作品もたまに読みます。 雑食です。 お気軽にフォローください。
  • 2025年8月25日
    楡家の人びと 第二部
    桃子と徹吉が可哀想だったな。 私は女だけど、龍子より徹吉贔屓だ。 途中で院代が50周年記念のために気合い入れているところで やっぱり基一郎は凄かったんだなと改めて感じた。 この巻は終わりの方に近づくほどに 戦争が近づいてくるのが分かって、いよいよかとドキドキした。 さて次はいよいよ戦中だ。どうなるのだろう、楡家。
  • 2025年8月21日
    侍女の物語
    侍女の物語
    女性が管理され、地位ある人の子を産むための道具にされるディストピア小説。 「この世界はいったいどうなっているの?」というこの世界線の事が少しずつ見えそうで見えない。 この物語を読んでいる最中は、とても疑心暗鬼になる。 長い小説なのだが、その間に明かされることがとても少ないように感じる。 これは『誓願』を読まなくてはいけない。
  • 2025年8月18日
    楡家の人びと(第1部)
    面白かったぁ。 最初は『がんばれタブチくん』のような四コマ漫画映画のような雰囲気がだったが、第三章辺りから楡家の人たちのことが それぞれ描かれるようになっていって、どんどん面白くなっていった。 徹吉の留学辺りから、怒涛の展開でこの小説まだ2冊残ってるんだよね?と心配になるほど色々あった。 第二部以降もとても楽しみだ。
  • 2025年8月16日
    52ヘルツのクジラたち
    アンさんの手紙を読むまでは モヤモヤがあったが、読んだあとはアンさんの言動、納得。 個人的には貴瑚が虐待されても親に愛されたい気持ちが分からなかった。 そこに違和感があった。 後半は悪い展開に行くことが分かってるから 早く結末が知りたくてほとんど一気読みだった。
  • 2025年8月9日
    あのころはフリードリヒがいた
    あのころはフリードリヒがいた
    『ベルリンは晴れているか』を読んだのでドイツ人だって辛いんだというのを感じた。 それでもやっぱりユダヤ人は、そんな目にあう必要はないのに酷過ぎる。 嬉しそうに迫害出来る人たちの感覚を疑うと思ったが こういう人、日本にもゴロゴロいたわと思い直した。 人ってそういうものだよね、でもそれで終わりにしちゃいけない というのを改めて思った。
  • 2025年7月31日
    遠い山なみの光
    遠い山なみの光
    佐知子は今でいう毒親のような母親だけど 悦子も不気味なぐらい感情の薄い人だなと感じた。 蜘蛛を食べようとする万里子と それを止める悦子のやり取りでは読んでいてイライラしたが 万里子をちゃんと分かるように止めることの出来ない悦子の人としての薄さと それを見透かしているような万里子の賢さが見えたシーンだとも感じた。 終わりに家を売ることを考えていると悦子が言うと、ニキは「いい家なのに酷いわ」と言う。 母親も実家もあまり寄り付きたくはないが無くなるのは困るというニキの勝手な思いが透けて見えたように感じた。
  • 2025年7月31日
    みずうみ
    みずうみ
    銀平は一途のように見えて、気の多すぎるところが信用ならないし、久子の卒業式の日に恩田に対して髪の話をした時など 気持ち悪くてゾッとした。 赤ちゃん事件も、不誠実で女の私からすると銀平は どうしようもなくキモくて嫌な奴だった。 個人的には宮子と過ごしている老人の方が私は好きだ。
  • 2025年7月23日
    ベルリンは晴れているか
    良かった。日本の小説でここまでドイツの戦時中のことの物語が読めるのも凄い。 そしてこれこそ、再読したくなるミステリー(私はこの小説、ミステリーとはあまり思っていない)だ。 ジギは憎めないやつだな。 ダニーもいい人だ。 ギゼラのことを庇ってあげるように教えてくれたお父さんの話かたはとても好きだった。 この小説は素晴らしいと思う。 ドイツの歴史を知りたくなる小説でもあった。
  • 2025年7月17日
    恋愛以外のすべての愛で
    恋愛以外のすべての愛で
    帯読まず読んだので、まさかそういう展開にいくと思わなかった。 こういう作品は難しいだろうなぁ。ありきたりの展開になりそうだから。 けれど私としては最後までとても良かったと感じた。 内容とはズレる感想だけど 文芸の編集者さんたちが自社で本出してる ライトノベルの売れっ子作家さんの名前すら知らないというところは衝撃だった。
  • 2025年7月9日
    鹿の王 4
    鹿の王 4
    トマたちは家族だ。 だからこそ、ユナの「あ、にぃちゃ!にぃちゃだ」のところは泣ける。 そして最後も家族としての信頼関係があるから悲壮感が無い。 ああ、ユナたちの続きが読みたい。 でも現時点で無いんだよなぁ。 ミラルたちの話はあるみたいだから、そっちを読もうと思う。
  • 2025年6月30日
    鹿の王 3
    鹿の王 3
    はやくユナの「おちゃん」が聞きたかった。 この巻はサエやミラルなど、女性たちもチョコチョコ出てきて ヴァンとユナが会えない間の不安やソワソワ感を和らげてくれた。 とはいえ、落ち着かない内容が続くので 良い展開を求めて、ページを早く進めたくなる巻だった。
  • 2025年6月26日
    鹿の王 2
    鹿の王 2
    かなり面白くなってきた。 そしてこれは医療の話でもあるんだなと。 宗教と医療、民族のこと、これはファンタジー小説であるけれど世界の今までの歴史にも関係しているように思える。 ヴァンとユナの今後が気になるので早く続きを読みたい。
  • 2025年6月23日
    冷ややかな悪魔
    指輪事件までは面白かったんだけど その後は私がユカリなわけじゃないのに 嘘を重ねることにドキドキしてしまって 早くその後の展開が知りたくて一気読みしてしまった。 最後は落語で「おあとがよろしいようで」と言って終わるかのような慌ただしくもオチがついた感じだったけど 個人的にはもう少しスカッと感がほしかったな。
  • 2025年6月21日
    脂肪の塊・テリエ館 (講談社文庫)
    脂肪の塊・テリエ館 (講談社文庫)
    面白かった。 と言っても笑える面白さではない。 むしろ人間の差別心にムカムカしながら読んだ。 だがその人の心の下衆なところ、自分勝手なところがとても良く描かれていてそこが面白かった。 聖職者だからといって人に無条件に優しいわけではないのだろう。女だからと同性として相手を思いやれるわけではない。むしろ本人たちすら気づいていない嫉妬心すらあるように感じた。
  • 2025年6月19日
    鹿の王 1
    鹿の王 1
    ヴァンとトマが出会った以降が特に面白くなると感じた。 知恵があるものが出てくると物語ってワクワクする。 そして他所者を邪険に扱わない人たちにも癒される。 ユナの今後がかなり期待。 サエもあれだけじゃないよね? これからが楽しみ。
  • 2025年6月16日
    魔王は扇子で蕎麦を食う 〜落語魔王与太噺〜(1)
    文学フリマで買った本。 aliceさんがとてもおすすめしていたので 購入しました。 面白かった。 最初はハチがはちゃめちゃだと思ったけれど ちゃんと考えているのが分かるからこそ この小説を安心して読んでいられる。 みつきが意外に良い子で、そこも読んでいて心地良かった。 なるほどヨタのトラウマはそういう事だったのね。 あのエピソードはしっくりいった。 その後の展開はそういう事だろうなといのは分かるけど こういう世の中だからこそ、それでいいと これも安心した。
  • 2025年6月10日
    新! 店長がバカすぎて
    面白かった。 やっぱり山本店長のバカさがあってこその このシリーズだと思う。 今回は京子も成長してたし、より楽しめた。 大西先生の物語に対する想いが好きだし 私も小説が大好きなんだなと再認識した。 そして最後、猫娘はよ。と思う。
  • 2025年6月9日
    渡良瀬
    渡良瀬
    私小説だったんだね。 昭和から平成に変わる間際のあのテレビのテロップ。 古河から大宮通って池袋など、私の中にある 馴染みの感覚が疼きながら読んだ。 拓が認められていくのは心地よく 幸子とも、もっと仲良くいてほしいのに 頑なな母親でいる幸子が、より陰気くさく感じた。 だからこそ最後の方は家族も好転しそうで良かった。
  • 2025年6月5日
    店長がバカすぎて
    面白かった。 積読チャンネルさんの『本屋が潰れる理由』を見た後に 読み出したので、めっちゃタイミング良かった。 店長のバカさより、谷原京子さんの性格にモヤっとしたが そういう性格の人物を主人公にしてあることに意味がある小説だと思うので、出来るだけ店長のバカさに楽しませてもらうことで乗り切った。 そして改めて書店を応援したくなった。
  • 2025年6月1日
    図書館を建てる、図書館で暮らす
    図書館といっても人に貸す本が置いてある場所ではなく 自宅を図書館みたいに、家を建てる段階から考えて建てた ということについて買いてある本。 途中で自炊についても書かれていて、自炊では探したい本が 探せないというような感じのことが書かれていたが いや、一般家庭では一万冊以上自炊すること ほとんどないから。 そうつまり一万冊どころではない蔵書があり、建てたばかりの自宅図書館の本棚がすでに溢れかえって床に本が積んである姿も写真に写されているぐらい、すごい蔵書だった。
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