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夏しい子
夏しい子
夏しい子
@natusiiko
純文学と文芸誌が特に好きです。 海外小説やエンタメ作品もたまに読みます。 雑食です。 お気軽にフォローください。
  • 2025年7月9日
    鹿の王 4
    鹿の王 4
    トマたちは家族だ。 だからこそ、ユナの「あ、にぃちゃ!にぃちゃだ」のところは泣ける。 そして最後も家族としての信頼関係があるから悲壮感が無い。 ああ、ユナたちの続きが読みたい。 でも現時点で無いんだよなぁ。 ミラルたちの話はあるみたいだから、そっちを読もうと思う。
  • 2025年6月30日
    鹿の王 3
    鹿の王 3
    はやくユナの「おちゃん」が聞きたかった。 この巻はサエやミラルなど、女性たちもチョコチョコ出てきて ヴァンとユナが会えない間の不安やソワソワ感を和らげてくれた。 とはいえ、落ち着かない内容が続くので 良い展開を求めて、ページを早く進めたくなる巻だった。
  • 2025年6月26日
    鹿の王 2
    鹿の王 2
    かなり面白くなってきた。 そしてこれは医療の話でもあるんだなと。 宗教と医療、民族のこと、これはファンタジー小説であるけれど世界の今までの歴史にも関係しているように思える。 ヴァンとユナの今後が気になるので早く続きを読みたい。
  • 2025年6月23日
    冷ややかな悪魔
    指輪事件までは面白かったんだけど その後は私がユカリなわけじゃないのに 嘘を重ねることにドキドキしてしまって 早くその後の展開が知りたくて一気読みしてしまった。 最後は落語で「おあとがよろしいようで」と言って終わるかのような慌ただしくもオチがついた感じだったけど 個人的にはもう少しスカッと感がほしかったな。
  • 2025年6月21日
    脂肪の塊・テリエ館 (講談社文庫)
    脂肪の塊・テリエ館 (講談社文庫)
    面白かった。 と言っても笑える面白さではない。 むしろ人間の差別心にムカムカしながら読んだ。 だがその人の心の下衆なところ、自分勝手なところがとても良く描かれていてそこが面白かった。 聖職者だからといって人に無条件に優しいわけではないのだろう。女だからと同性として相手を思いやれるわけではない。むしろ本人たちすら気づいていない嫉妬心すらあるように感じた。
  • 2025年6月19日
    鹿の王 1
    鹿の王 1
    ヴァンとトマが出会った以降が特に面白くなると感じた。 知恵があるものが出てくると物語ってワクワクする。 そして他所者を邪険に扱わない人たちにも癒される。 ユナの今後がかなり期待。 サエもあれだけじゃないよね? これからが楽しみ。
  • 2025年6月16日
    魔王は扇子で蕎麦を食う 〜落語魔王与太噺〜(1)
    文学フリマで買った本。 aliceさんがとてもおすすめしていたので 購入しました。 面白かった。 最初はハチがはちゃめちゃだと思ったけれど ちゃんと考えているのが分かるからこそ この小説を安心して読んでいられる。 みつきが意外に良い子で、そこも読んでいて心地良かった。 なるほどヨタのトラウマはそういう事だったのね。 あのエピソードはしっくりいった。 その後の展開はそういう事だろうなといのは分かるけど こういう世の中だからこそ、それでいいと これも安心した。
  • 2025年6月10日
    新! 店長がバカすぎて
    面白かった。 やっぱり山本店長のバカさがあってこその このシリーズだと思う。 今回は京子も成長してたし、より楽しめた。 大西先生の物語に対する想いが好きだし 私も小説が大好きなんだなと再認識した。 そして最後、猫娘はよ。と思う。
  • 2025年6月9日
    渡良瀬
    渡良瀬
    私小説だったんだね。 昭和から平成に変わる間際のあのテレビのテロップ。 古河から大宮通って池袋など、私の中にある 馴染みの感覚が疼きながら読んだ。 拓が認められていくのは心地よく 幸子とも、もっと仲良くいてほしいのに 頑なな母親でいる幸子が、より陰気くさく感じた。 だからこそ最後の方は家族も好転しそうで良かった。
  • 2025年6月5日
    店長がバカすぎて
    面白かった。 積読チャンネルさんの『本屋が潰れる理由』を見た後に 読み出したので、めっちゃタイミング良かった。 店長のバカさより、谷原京子さんの性格にモヤっとしたが そういう性格の人物を主人公にしてあることに意味がある小説だと思うので、出来るだけ店長のバカさに楽しませてもらうことで乗り切った。 そして改めて書店を応援したくなった。
  • 2025年6月1日
    図書館を建てる、図書館で暮らす
    図書館といっても人に貸す本が置いてある場所ではなく 自宅を図書館みたいに、家を建てる段階から考えて建てた ということについて買いてある本。 途中で自炊についても書かれていて、自炊では探したい本が 探せないというような感じのことが書かれていたが いや、一般家庭では一万冊以上自炊すること ほとんどないから。 そうつまり一万冊どころではない蔵書があり、建てたばかりの自宅図書館の本棚がすでに溢れかえって床に本が積んである姿も写真に写されているぐらい、すごい蔵書だった。
  • 2025年5月28日
    カンガルー日和 (講談社文庫)
    100%の女の子に出会うの話と とんがり焼きの盛衰が特に好みだった。 「僕」の作った、とんがり焼きが食べたい。 どれもよく分からないのに、さっと読めて楽しめる。 そして「やれやれ」があちらこちらに。 サクッと村上春樹を楽しみたいときに良い文庫本だ。
  • 2025年5月22日
    スプートニクの恋人
    全体的に好きなタイプの小説だった。 色々気になるシーンはあったけど 特に私が印象深かったのは ミュウが自分がトップピアニストにならなくてもいい という話の後に語った ミュウの人としての薄さ、それが分かっていなかった頃のミュウの話だ。 そしてにんじん母の「正しさが分からない」と彼女に誰も話しかけなくなった話が辛く痛かった。
  • 2025年5月15日
    1973年のピンボール
    1973年は私の生まれた年だ。 なのでつい、『風の歌を聴け』の前に読んでしまった。 まぁ先に『羊をめぐる冒険』読んじゃってるけどね。 初期の村上春樹作品はいいね。スラスラ読める。 読み心地もいい。 双子に配電盤の説明をするところと「彼ってすごいんだから」は吹いた。 鼠が別れに来た時に、ジェイが物分かり良い返答をした時の鼠の反応が好きだ。村上春樹作品に物分かりのいい読者に春樹さんがツッコミ入れたみたいな感覚がした。
  • 2025年5月9日
    二人一組になってください
    デスゲーム物に飽きても、これは面白かった。 女の子の社会がよく描かれている。 スクールカーストとか一軍女子とか、そういうのが分からないという人も、何故そういうものが存在し そのスクールカーストに女の子たちがどれだけ 振り回され、大変で無視できないかを この小説で知ってくれたら良いなと思う。 女の社会って面倒くさいんだよ。 これは大人になったって続く。 だからこそ、この小説に出てくる色々な女の子たちの 気持ちを適当には流せないのだと感じた。
  • 2025年4月29日
    恋とか愛とかやさしさなら
    この作品好き過ぎる。 最初にSTORY BOXでこの作品の一部を読んだ時に「一穂ミチさんって凄い小説書く方だな」と思ったけれど この単行本にまとまったものは、私が読んだ一部よりもっと 深く掘り下げていて素晴らしかった。 外野の下衆さや、軽薄さがちゃんと描かれているところが読めて、個人的には満足だった。 莉子ちゃんに幸せになってほしいな。 新夏にも、そして啓久にも。
  • 2025年4月28日
    改元
    改元
    瑛子に最初に電話した時から、もしかしたらもっと前から? 始まっていたのかな。 『改元』は難しく、もう一度読み返してます。 『死者たち』はモズの鳴き声の話は「そういう話あるの?」と思わず調べちゃった。 くしゃくしゃに頭を撫でる描写だけで分かるのも良かった。 十の話になる前辺が特に好きだった。
  • 2025年4月26日
    文學界2015年8月号
    この号は太田靖久さん「かぜまち」が面白かった。 終わり方はイマイチだがそこまではとても良かった。 後何と言っても、島田雅彦さんの 「徘徊老人日記」に笑った。 吉村萬壱さんの「紅い花」は 今までの吉村さんとは少し違う感じがした。 槙田雄司さんの「雌伏三十年」は今月号は初回時に戻ったように面白くなった。 牧田真有子さん「屏風の領域」は読みやすかったものの、個人的に終わり方が不満足だった。
  • 2025年4月26日
    文學界2015年7月号
    『俳優してみませんか講座』岩井秀人さんが 特に面白かった。 引きこもりの若者がやりがち 思いがちな展開になるかと思いきや とても人物とその心を大事にしている物語だった。 西村賢太さん『芝公園六角堂跡』初めて西村さんの小説を読んだが ぐっと惹き込まれ 他の作品も読みたくなるほどだった。 『ミッシェル』荻野アンナさんも読みやすく良かった。 『伊皿子の犬とパンと種』長野まゆみさんは 今まで読んだ事のある長野さんの作品とは 違った感じがした。 『反知性主義に陥らないための必読書50冊』は 正直、私には難し過ぎた。
  • 2025年4月26日
    文學界2015年6月号
    特に面白かったのが マキタスポーツこと槙田雄司さんの 『雌伏三十年』 思わず声を出して笑ってしまった。 加藤秀行さん『サバイブ』と 杉本裕孝さん『ヴェジトピア』は 私的にはヴェジトピアの方が面白かった。 こっちは、ガツンとやられたなという感じ。 学芸会などで「木」の役をやった事で 自分が植物だと目覚めた女性だけでも 惹きつけるものがあるのに 他人になりすましての夫との文通も面白かった。 島本理生さん『夏の裁断』もとても面白かった。 ヒロインがM女という括りや締めになっていないところがいい。
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