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夏しい子
夏しい子
夏しい子
@natusiiko
純文学と文芸誌が特に好きです。 海外小説やエンタメ作品もたまに読みます。 雑食です。 お気軽にフォローください。
  • 2025年10月9日
    それでも、日本人は「戦争」を選んだ
    第二次世界大戦だけでなく、日清戦争の頃からのことが綴られていた。これは一回読んで終わりというものではなく また繰り返し読みたいと思う。 今まで映画や小説などで読んできた、日本が関わってきた戦争のことを、知っているはずだったことを改めて丁寧に読んだ感じだった。
  • 2025年10月7日
    禁忌の子
    禁忌の子
    最初の掴みは良かった。 けれど謎の鍵を握る人物に話を聞けなくなったところから 「ミステリーでありがち」と思い冷めてしまった。 題名については、なるほどそういうことかと 途中で分かった。 この物語の結末以降の話こそ読みたかった。 なので個人的には不完全燃焼気味かな。
  • 2025年9月30日
    か「」く「」し「」ご「」と「
    それぞれ人の気持ちが何らかの形で見える能力がある5人の高校生活。能力があったって、性格はそれぞれ。 誰もが友達を思い遣っている。 とても良かった。 パラの回が1番苦しいけど良かった。 これ、同じ時間を他の子の視点で読みたかったな。 繊細過ぎて、何でそんな言動するんだよと イラっとする人もいるかもしれないけれど ちゃんとその理由が描かれているから私は好きだったな。
  • 2025年9月30日
    ハリネズミの願い
    ハリネズミの願い
    絵本のようなお話。 友達が本当はほしいけれど、それを躊躇する気持ちを ハリネズミの何日にもかけての妄想で代弁してくれる そんな本。 なのでハリネズミの気持ちがわかる人にはじっくり読めるんだけど、取り越し苦労だと焦っちゃう人にはながーく感じるかも。
  • 2025年9月26日
    副業占い師ブギ 普通のわたしが普通でいられなくなった日
    色々な職業の方が副業として占いもやっているのが語られている本。 占い師って「占えるんですか?」とタロットカード広げてるだけで声かけられるぐらい、やってほしい人が多いから ガッツリ本業では大変でも副業だったらという方が結構いるんだなというのが、この本を読んでいて感じた。 特にモデルの人、ガテン系の人、電車運転士の人がインパクト強かった。 まぁこの本に載ってる方は、みんなインパクト凄いんだけどね。
  • 2025年9月25日
    二人キリ
    二人キリ
    面白かった。 どんどん、お定さんのことが好きになってくる。 阿部定事件を、あの有名な事柄程度しか知らないからこそ この物語を楽しめた。 そして吉弥さんのことも好きになってくる。 校長先生がとても良かった。でも可哀想だった。 先生との旅行のために買った石鹸箱のくだりとその後がたまらない。
  • 2025年9月24日
    サイボーグ009トリビュート
    アニメを見ていた人にとってはボーナスステージを読ませてもらっているような小説たちだった。 斜線堂有紀さんの『アプローズ、アプローズ』は地底帝国ヨミ編の続きから始まるので、あの後のジョーたちはと思うのが読めるのが良かった。 個人的に1番好きだったのは池澤春菜さんの『アルテミス・コーリング』 こちらはサイボーグ009をあまり知らなくても物語として楽しめる。もちろん知っていると最後などは「おっ」となる。 長谷敏司さん『wash』は今の時代の彼らはどう生きているのか、というような事が読めて興味深かった。
  • 2025年9月24日
    バイエルの謎: 日本文化になった教則本
    バイエルって日本ではピアノやってた人なら誰でも知ってるけれど、ドイツでは使ってないという辺りから始まる。 そして初版本などを探しに海外に行ったり バイエルという人は本当にいたのか?ということも追っていくという本。 私も子どもの頃ピアノを少し習っていたので、バイエルはに馴染み深い。なので手に取った。
  • 2025年9月16日
    きいろいゾウ〔小学館文庫〕
    しらかば園での催しが終わるまでは、ほんわかと楽しめた。 けれどその後はムコさんの勝手さに暗ーく嫌な感じが続いた。 ツマを失うのが怖いくせに、何故ツマに辛い想いをさせるのか。 ムコさんの想いや事情もあるけれど 女として私はツマの方の気持ちにしか納得出来なかった。 アレチさんの「わしは、セイカを、好いとる」はそんなムコさん関連の嫌な気持ちを変えてくれるぐらい良かった。
  • 2025年9月6日
    文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
    とても面白く、興深かった。 特に内田百閒と志賀直哉が良かった。 その中でも志賀直哉のクマを見つけたエピソードは良かった。 全体的に、犬派の人も猫を飼っているし 猫派の人も犬も嫌いじゃないというのがあって 私も猫を飼ってるけど、子どもの頃はずっと犬を飼ってたし 分かるなぁと思いながら読んでいた。
  • 2025年9月2日
    楡家の人びと(第3部)
    戦時中の楡家の人びとの話。 何だか皆んな、可哀想。 あの熊五郎ですら可哀想。 それであって龍子だけはずっと、太々しい。 この先ももっと読みたかったな。 この小説みたいな小説があったら教えてほしいです。
  • 2025年9月1日
    20ヵ国語ペラペラ
    前半は終戦まもない頃の著者の学生時代からの外国語勉強過程の振り返り 後半は目から鱗の語学勉強に良いこと悪いこと。 前半はエッセイとして普通に面白かった。 そして後半は、世の中で聞くことの反対のことが書かれていることもいくつかって何だか勇気をもらった。 その中でも、間にち少量コツコツより一気に一日八時間勉強。飽きるまでやる。三日坊主でもいいには驚いた。
  • 2025年8月29日
    PRIZE-プライズー
    とても面白かった。 天羽カインは好きだったけど、やたらと「恥をかかされた」とそんなことばかりに腹を立てるところは、どうなんだろうと思った。 だからこそ、盗作を疑われて好き勝手噂されたことに対しての怒りが少ないように感じた。 直木賞に落ちることより、やってもいない盗作を疑われる方がはるかに恥ではないのか。 そして藤崎の見方を千紘主観ではない目線でももっと描いてほしかった。千紘目線からの見方だけで合っているのか、そうではないのかそれを読みたかった。 だからこそ、もっとこの物語を読みたかった。
  • 2025年8月25日
    楡家の人びと 第二部
    桃子と徹吉が可哀想だったな。 私は女だけど、龍子より徹吉贔屓だ。 途中で院代が50周年記念のために気合い入れているところで やっぱり基一郎は凄かったんだなと改めて感じた。 この巻は終わりの方に近づくほどに 戦争が近づいてくるのが分かって、いよいよかとドキドキした。 さて次はいよいよ戦中だ。どうなるのだろう、楡家。
  • 2025年8月21日
    侍女の物語
    侍女の物語
    女性が管理され、地位ある人の子を産むための道具にされるディストピア小説。 「この世界はいったいどうなっているの?」というこの世界線の事が少しずつ見えそうで見えない。 この物語を読んでいる最中は、とても疑心暗鬼になる。 長い小説なのだが、その間に明かされることがとても少ないように感じる。 これは『誓願』を読まなくてはいけない。
  • 2025年8月18日
    楡家の人びと(第1部)
    面白かったぁ。 最初は『がんばれタブチくん』のような四コマ漫画映画のような雰囲気がだったが、第三章辺りから楡家の人たちのことが それぞれ描かれるようになっていって、どんどん面白くなっていった。 徹吉の留学辺りから、怒涛の展開でこの小説まだ2冊残ってるんだよね?と心配になるほど色々あった。 第二部以降もとても楽しみだ。
  • 2025年8月16日
    52ヘルツのクジラたち
    アンさんの手紙を読むまでは モヤモヤがあったが、読んだあとはアンさんの言動、納得。 個人的には貴瑚が虐待されても親に愛されたい気持ちが分からなかった。 そこに違和感があった。 後半は悪い展開に行くことが分かってるから 早く結末が知りたくてほとんど一気読みだった。
  • 2025年8月9日
    あのころはフリードリヒがいた
    あのころはフリードリヒがいた
    『ベルリンは晴れているか』を読んだのでドイツ人だって辛いんだというのを感じた。 それでもやっぱりユダヤ人は、そんな目にあう必要はないのに酷過ぎる。 嬉しそうに迫害出来る人たちの感覚を疑うと思ったが こういう人、日本にもゴロゴロいたわと思い直した。 人ってそういうものだよね、でもそれで終わりにしちゃいけない というのを改めて思った。
  • 2025年7月31日
    遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫 イ 1-2)
    遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫 イ 1-2)
    佐知子は今でいう毒親のような母親だけど 悦子も不気味なぐらい感情の薄い人だなと感じた。 蜘蛛を食べようとする万里子と それを止める悦子のやり取りでは読んでいてイライラしたが 万里子をちゃんと分かるように止めることの出来ない悦子の人としての薄さと それを見透かしているような万里子の賢さが見えたシーンだとも感じた。 終わりに家を売ることを考えていると悦子が言うと、ニキは「いい家なのに酷いわ」と言う。 母親も実家もあまり寄り付きたくはないが無くなるのは困るというニキの勝手な思いが透けて見えたように感じた。
  • 2025年7月31日
    みずうみ
    みずうみ
    銀平は一途のように見えて、気の多すぎるところが信用ならないし、久子の卒業式の日に恩田に対して髪の話をした時など 気持ち悪くてゾッとした。 赤ちゃん事件も、不誠実で女の私からすると銀平は どうしようもなくキモくて嫌な奴だった。 個人的には宮子と過ごしている老人の方が私は好きだ。
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