土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技
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miki@mikis2025年11月24日読み終わった先日、地元に帰り、左官のお手伝いをした。 もちろん初めて。 土を混ぜて壁に塗り、乾くのを待つ。 「そこは山の水の抜け道やから埋めたらあかん」 「今日の朝焼けきれいだったなぁ」 「うちの農園で採れたいちごジャム持って帰りー」 「今度魚持ってきますね」 「明日霧が晴れる頃に迎え行くわ」 そんなみんなの会話がとても心地良かった。 そんな心地良さの中、大阪に帰ってきて都会の生活に忙殺される前にと手に取った一冊。 無理矢理押さえ込むという現代土木の発想に対し、古来の土木の考え方は、自然の力を助け、自律させ、安定させる。 自然の中で暮らす人間は自然に勝とうなんて思わない。 「生かし合う」暮らし方の中にいる。 その心地良さだったんだ。






