

miki
@mikis
- 2026年4月15日
幸福はただ私の部屋の中だけに早川茉莉,森茉莉読み終わった森茉莉は天賦の才能の持ち主だと思う。 気持ちのいい文章もさることながら、「楽しむ」心を持っている。 彼女のエッセイを読むと、心が自由になる。 明治生まれのおばあちゃんと思えない。 明日にでもふらっと誘いたくなる身近な友人のよう。 覚えておきたい言葉が多すぎて追いつかない。 - 2026年4月11日
最後の秘境 東京藝大二宮敦人読み終わった「常識」なんてメジャー層が勝手に作り上げているものだと改めて感じる。 東京藝術大学と聞くと、芸術界のスーパーエリート集団という印象だったが、違った。 名誉欲なんて一切なく、心のままにまっすぐ 「好き」を突き詰め、それを楽しむ日常。 この人たちの生きる力はとんでもない。 先日、デザイナーとヘアメイクの友人が話すのを傍で聞いていた。何とも楽しかった。 自分が生きている世界とはまったく違う世界を 覗き見るのは面白い。 自分のものさしが全く役に立たない世界だから。 - 2026年4月5日
- 2026年3月28日
カンバセーションズ・ウィズ・フレンズサリー・ルーニー,山崎まどか読み終わった恋愛でイニシアチブも何もないのかもしれないが、富裕層、若さ、セクシャリティがそれを握ることもある。 が、富裕層でありながら人間的に危うかったり、知性を備えた若さだったりすると、そのパワーバランスは変わってくる。 より複雑になってくる。 真に平等な恋愛関係や人間関係ってないのかもしれないな。 でもそんなものに縛られたくなくて今日も本音をぶつけ合う。本音を言えるからいい。 「難局において、私たちは何度も何度も誰を愛するのか決断しなくてはならない。」 “新世代作家の恋愛小説”といういかにもポップな帯に良い意味で裏切られた。 - 2026年3月23日
ここはとても速い川井戸川射子読み終わった大人になってから思い出す 子供のときの思い出。 若いときのあの時のあの場所。 違和感やわからなさや空気感やもやもや。 文字を読んでるのに、ずっと感覚的な世界にいた。 何も起こらないのに、なんか残る。 こんな感覚的な読書は初めて。 唯一無二の作家さんかも。 - 2026年3月19日
ソヨンドン物語チョ・ナムジュ,古川綾子読み終わった先日、ソウルを訪れた際、 「投資目的での買い漁りで、あの立派なマンション群、半分も人住んでないよ」 と言う現地の友人の言葉を聞きながら、車からボーッとそれを眺めていた。 川沿いに建つ高層マンション群。 苦悩や煩悩が渦巻く生々しい空間。 そう見えた。 チョ・ナムジュさんはそんな韓国の社会問題の内側を見せてくれる作家さんだ。 個人ではどうすることもできない問題に飲まれるのか、踏ん張るのか。 それでもその社会問題の中で、今日を生きる人々を応援してくれる作家さんだ。 - 2026年3月18日
斜陽太宰治読み終わった太田静子の「斜陽日記」がそのまま使われているところがあまりにも多いことに気づく。 かつて華族だった一家の没落。 恋に、麻薬に、世間に…4者4様にもがきながら破滅していく。 そのもがきと救いようのなさに生きる力を感じるなんてさすが太宰治。 はまりそう。 M・C - 2026年3月14日
明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子/斜陽日記太田治子,太田静子読み終わった「斜陽日記」が読みたくて。 『斜陽』のモデルとなった太田静子。 静子は日記の中で太宰を「あの方」と呼ぶ。 太宰治の文学を愛する 太宰治を愛する 彼女にとっては同義だった。 今より統制や偏見が厳しい時代下にもかかわらず、のびやかに心のままに生きていると感じるのはなぜだろう。 あまりにも人間らしくて羨ましい。 - 2026年3月8日
- 2026年2月28日
赤い魚の夫婦グアダルーペ・ネッテル,宇野和美読み終わった現代メキシコを代表する作家さんの短編集。 赤い金魚を飼っている夫婦の 妊娠から出産にかけて穏やかだった生活が次第に崩れていく表題作。 自分の地下に眠る感情が、 相手にぶつけてないのに、 知らぬままに滲み出て 何かわからないまま関係が静かに崩れていく。 痛さや不穏に飲み込まれていく感じ。 この心の様子を文章にできてしまうんだな。 夫婦、親になること、社会格差、妊娠、浮気。 その心の揺れを描く文章を読みながらずっと、 痛いけど、美しい。そんな読書だった。 飾らない端正な文章も好き。 また好きな作家がひとり増えた。 - 2026年2月23日
- 2026年2月21日
- 2026年2月19日
セツと八雲小泉凡読み終わった教科書でしか見たことがなかった小泉八雲の名前。 彼の遂げた偉業と役割を知る。 そして再話文学。 二人が愛した山陰の海。 今度島根に行くときは、 宍道湖の夕焼けをゆっくり見よう。 - 2026年2月18日
サキ短編集サキ読み終わった皮肉の効いた短編集。 序盤はなじむのに少し時間がかかったが、だんだんクセになる。 意地悪で非情。 むしゃくしゃしたときに読むと、 ピリッと効いたブラックユーモアがスカッとさせてくれそう。 - 2026年2月14日
年年歳歳ファン・ジョンウン,斎藤真理子買った@ TOUTEN BOOKSTORE - 2026年2月8日
さよならは言わない十文字青読み終わった余命半年の末期癌と宣告された作家のお話。 離婚して一人暮らしを送る主人公は、末期癌といえどどこか飄々としていて、自分を振り返り、最後の小説を書き、弱っていく。 「どうしてここまでしてくれるの?」 「好きだから」 人間の行動の動機はシンプルでいいのだ。 すごく読みやすくて、読みやすいからこそまっすぐくる。 本を読んで泣いたのはいつぶりだろう。 - 2026年2月6日
贈り物の本安達茉莉子,有松遼一,浅生鴨,牟田都子,青山ゆみこ,青木奈緒読み終わった忘れられない贈り物の話をするとき、 大切な人との記憶まるごと「贈り物」なんだな。 贈り物というと、何を贈るかに目がいきがちだが、渡される側が受け取る力を備えているか、 そんなことを感じた本だった。 大切なもの、記憶を「贈り物」と捉え、大切に扱い、大切に返したいと思えることってすごく大事な気がする。 折しも、つい最近素敵な贈り物をもらった。 間違いなく私の人生において忘れられない記憶になるだろう贈り物。 この本が連れてきてくれたようで温かい気持ちになった。 - 2026年2月5日
女のいる暦川崎長太郎読み終わった川崎長太郎の元カノ日記。 師匠の女に手を出したり、帰省した時だけ会いに行ったり、いい感じになったと思えば逃げたり… 自分勝手なダメ男だけどなぜか許せてしまう。 嫌なモテ男小説になっていないのは、 ちゃんとカッコ悪いからだろう。 あの白洲正子の推しだったと知り、ますます興味がわく。 - 2026年1月30日
- 2026年1月27日
マザーアウトロウ金原ひとみ読み終わった装丁も長さもカジュアルで気軽に読み始めたけど、すごく良かった! 嫁姑は気まずいもの、 親とはわかり合えて当然、 という知らず知らずのうちに刷り込まれた前提をぶち破り、元気になる一冊。 人間関係は一対一。 フィーリンググッドか否か。 不快なものは捨てればいい。 「ガチャは親も子も同じ。 子供産もうが産まなかろうが、私たちという家族が生まれたんだからいいじゃない?」 そんなお義母さんサイコー。
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