最後のひと
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choco@bananachoco2026年1月30日読み終わった借りてきた前作「疼くひと」では主人公は70歳。彼は15歳歳下。彼と死別した後に彼に妻がいたことを知る。そして今作はその5年後。75歳で妻と死別した87歳の男性と恋愛し、彼の家族の勧めで同居するところまでの話です。 最初の印象は、「こういうキラキラ中高年女性ってインフルエンサーにいるよね」だった。離婚または未婚で仕事を持ち、家を持ち、自由で前向きで華やかで、きちんと料理して丁寧な生活してる。 「でもなんかリアリティないよな、盛ってない?」みたいな。 この本は図書館で借りたのだけれど、予約が多くてかなり待ったし、私の後も予約が埋まってた。きっと私と同年代くらいの女性なんだろうな。つまらない生活と嫌味な夫にウンザリしてるか、パートナーがいなくて寂しいか、そんな女性が年老いても恋ができるという主人公に希望を感じるとかさ。 私は90歳近いお相手がいつ亡くなってしまうのか、または認知症が出てしまうのか、緊張しながら読んでいた。でもこの彼はジム通いを日課にしている元大学教授で、年齢より頭も身体も若い。この恋で新しい自分や新しい生活に驚きと喜びを感じている。なんて素敵な男性だろう。 「あと10年は元気でいてね」という結びは本当にハッピーエンドだと思った。 できすぎているのはそうなのだけど、それでも我々中高年女性の希望だと思うのだ。