鑑識係の祈り

鑑識係の祈り
鑑識係の祈り
村上和郎
若葉文庫
2020年11月1日
1件の記録
  • 一色
    一色
    @honyonu_isshiki
    2026年1月19日
    警察官関連の本として拝読。著者の記憶を元にした内容のため、描写の一つ一つがとてもドラマティックかつ誠実に描かれているのが印象的。 鑑識というと身近(?)なのは「相棒」で六角精児さんが演じる米林さんだろうか。最近調べるまで鑑識係というのは独立した何らかのチームだと思っていたが、本書を読む限り刑事部の中の一枠くらいの区切りでしかないようにも思えて新鮮だった。米林さんが主人公となった作品でしっかり捜査活動を行っていたのはこういうことだったのか、と納得もした。 法医学者と鑑識係の方の本を読み、どちらも共通して被害者の声なき声を聞き取ろうという姿勢がとても強いと思った。その反面、あくまで法医学者は死因に対して向き合い、警察はそこから事件性の有無を検討する。間に検視官や警察医が居ても同じである。 ひとつの物事に多角的な視点で検討する人々がいるからこそ、市民の平和が守られているのだと思う。
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