ワイルド・ミートとブリー・バーガー (海外文学セレクション)

ワイルド・ミートとブリー・バーガー (海外文学セレクション)
ワイルド・ミートとブリー・バーガー (海外文学セレクション)
ロイス・アン・ヤマナカ
東京創元社
1998年7月1日
1件の記録
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    @sualocin
    2025年3月13日
    読んでる ハワイに住んでる日系の女の子の日常を綴った作品なんだけど、ティーンの女子の日常といっても全くキラキラした海外文学という感じではなく、キカイダーとか時代劇とか70年代の日本のサブカルチャーがうっすら流入してきてるのを遠目で見ながら日系ハワイ人の貧困家庭の描写がずっと続いてく雰囲気で、彼女たちにとっては日本ってすごく心理的に遠い国なんだなと思った 読んでるとなかなかにメンタルを抉られる ハンターをやってる父親が食べるつもりで買ってきた子牛に、主人公が名前をつけてかわいがってしまい、父がどうにか屠殺したけど作ったハンバーガーを眺めながら夕暮れ時に家族全員でぼんやりと気落ちするみたいなパートで思わず鬱になりかけた メンタル削られるけど、とても好い本だなと思う 他の本読んだりして寄り道しながら最後まで読みたい
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