空色の小鳥

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橘海月@amaretto3192026年1月30日読み終わった母の連れ子として、莫大な資産を持つ西尾木家に来た敏也。その母も亡くなり月日は流れ、家を出て生活していた義理の兄が地元に連れ戻され、不慮の事故で亡くなった。 その数年後兄の忘れ形見である結希と出会い。兄の妻となるはずだった千秋は末期ガンに犯されていて、敏也は結希を自分が育てると告げるが…。子を利用する愚かさはあれど、真摯に子育てをする主人公に複雑な思いだった。 籍を入れていない父親は幼くして亡くなり、母は病気で自分のランドセル姿を見られない。そこに突如現れた若いおじさんと、育った蒲田を離れ大宮で過ごすことになった結希の心境を思うとひどく切ない。同時に幼心に傷を負った敏也と亡くなった兄との確執も。結末はなんとなく漂っていたが、それでも結希の存在は名前の通り希望だと思う。紫陽花のエピソードに胸を打たれた。
