後藤明生コレクション2 前期2

後藤明生コレクション2 前期2
後藤明生コレクション2 前期2
いとうせいこう
奥泉光
島田雅彦
後藤明生
渡部直己
国書刊行会
2017年1月20日
1件の記録
  • Autoishk
    Autoishk
    @nunc_stans
    2026年4月21日
    「実際、昭和七年にわたしが生まれて以来、とつぜんでなかったことが何かあったでしょうか?いつも何かがとつぜんはじまり、とつぜん終り、とつぜん変らなかったでしょうか?あるいは兄さんには、とつぜんではなかったかも知れません。また、兄さん以外の誰かにも、それらはとつぜんではなく、当然であったかも知れません。誰か、とはいったい誰でしょう?もちろん、わたし以外の他人です。そのような誰かを、わたしも何人かは知っています。顔も名前も知っているものもあります。その誰かや、兄さんにとっては、当然過ぎるくらい当然であったことが、わたしには「とつぜん」であったわけです。いや、あったばかりでなく、たぶんこの先も、わたしが死ぬまでは続くでしょう。」(『挟み撃ち』よりp.377)
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