もたない男 (新潮文庫)

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菜穂@mblaq_08252026年1月21日読み終わった本のある暮らし積読家穂村弘さんの読書エッセイで紹介されていたことをきっかけに手に取った中崎タツヤさんの『もたない男』。本書には、著者が“無駄”だと感じたものを淡々と捨てていく姿が描かれています。仕事部屋は不動産の内見のように何もなく、その徹底ぶりに戸惑いと可笑しさを覚えました。しかし中崎さんはケチではなく、物欲も旺盛で、そのアンバランスさがむしろ痛快です。 所有欲の強い私自身も、読み進めるうちに「本当に必要なものとは何か」を静かに問われているような気分になりました。 ミニマムな暮らしを勧める本ではないのに、不思議と背中を押される一冊です。



