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菜穂
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@mblaq_0825
初めまして菜穂(なお)です。 乱読する方で、紙の本を読むことがほとんどです。 活字中毒ではなく紙をめくる中毒です。 密かに積読家として活動しています。 よろしくお願いします。
  • 2026年8月24日
    狂気の山脈にて
    狂気の山脈にて
    表題作「狂気の山脈にて」を拝読しました📖´- 南極探検隊が謎の巨大な山脈で未知の古代生物と遭遇し、地球外生命体にまつわる恐ろしい歴史を知る物語。 なかなか読み進められなかったのですが、決して面白くなかったわけではなく、私はどうやら怪奇ものやSFものを「文章で読む」のが苦手らしい……ということに、読了してから気づきました。 それでも、目に見えない恐怖がじわじわと迫ってくるような描写には惹き込まれ、文章なのに映画を観ているような感覚に。 作品の良さをまだ十分に理解できたとは言えませんが、静かなのに迫力のある文章が印象に残りました。 少しずつジャンルの幅も広げていきたいです📚
  • 2026年8月20日
    オオルリ流星群: (KADOKAWA)
    Audible十七作目。 物語の舞台となるのは、ある天文現象をきっかけに再び集う大人たち。過去の記憶や後悔を抱えながら、それぞれの人生を歩んできた人たちが、もう一度同じ空を見上げる姿が印象的でした。 青春のきらめきだけではなく、歳月を重ねたからこそ見えてくるものや、失ったものへの想いも丁寧に描かれていて、静かな余韻が残る作品。 星空を眺めるように、ゆっくり味わいたい一冊でした🌌 朗読は兼政郁人さん。耳で聴くことで、物語の情景がより鮮やかに広がりました。
  • 2026年8月1日
    殺し屋の営業術
    Audible十六作目。 2026年本屋大賞候補作として知った本作。野宮さんの作品は初めてでしたが、福岡出身であることと印象的なタイトルに惹かれて手に取りました。 殺し屋という物騒な題材でありながら、物語の軸にあるのは「人を動かす」ということ。営業術を通して、人との向き合い方や信頼を築くことの大切さが描かれているのが印象的でした。 スリリングな展開に引き込まれながらも、主人公の心情の変化が丁寧に描かれていたことで、単なるエンターテインメント作品以上の面白さを感じました。 普段は文学作品を読むことが多い私ですが、ジャンルに関係なく、心を掴まれる物語には理由があるのだと改めて思わせてくれた一冊でした。
  • 2026年7月26日
    怠惰の美徳 (中公文庫)
    戦後文学を代表する作家ですが、古さはまったく感じませんでした。国家や組織、人間の愚かさを静かに見つめる眼差しは、SNS時代の同調圧力にも通じるように思います。 それ以上に惹かれたのは、自虐をユーモアへ昇華する文章の巧みさ。「不潔な涙」や「雑巾にでもなって生まれてくればよかったのに」といった表現には思わず笑ってしまいました。どこか穂村弘さんを思わせる空気もあり、私にはたまりません。 「とにかくまた今日を過ごせばいい」という一節は、これまでの自分をそっと肯定してくれるようでした。ようやく「好きな文豪」と呼べる人に出会えた気がします。
  • 2026年7月22日
    三頭の蝶の道
    三頭の蝶の道
    Audible十五作目は、山田詠美さんの『三頭の蝶の道』。 Audible書き下ろし作品です。 文壇を生き抜いた三人の女性作家たちが、作家仲間や編集者、親族の語りによって浮かび上がる構成が印象的でした。 モデルとなった実在の作家がいることも興味深く、知らなかった作家たちの作品も読んでみたくなりました。 告別式で引用される 「愛することを教えてくれたあなた。 今度は忘れることを教えてください」 という言葉には胸を締めつけられ、最後は思わず涙が。 若い頃に抱いていた山田詠美さんの印象とは違いましたが、改めてその筆力の確かさを実感した一冊でした。
  • 2026年7月17日
    パリのガイドブックで東京の町を闊歩する: まだ歩きださない (1)
    2023年の文学フリマ福岡で、友田さんから直接購入した一冊。手元に迎えてから3年越しに、ようやくページを開きました。 パリのガイドブックを手に東京を歩くという、一見すると少し奇妙な行為。その「ずれ」から見えてくる東京の風景や、自分が暮らす街へのまなざしが、とても面白い。 知っているはずの街が、異国のガイドブックを通すことで、少しだけ知らない場所になる。歩くこと、見ること、読むこと。その境界がゆるやかに溶けていくような読書でした。 3年眠っていた積読本が、今の私にちょうどいいタイミングで届いた気がします。
  • 2026年7月15日
    破局 (河出文庫)
    最も印象に残ったのは、主人公の「機械的」な感覚でした。 感情も感覚もあるのに、それらを味わう前に分析し、淡々と処理してしまう。 その姿は、カミュ『異邦人』の主人公と重なります。 タイトルの「破局」も、恋愛だけではなく、人間として世界とつながる感覚そのものの破局を描いているように感じました。 主人公には共感できませんでしたが、自分とはまったく異なる感覚を持つ人間を物語で知ることは、読書の醍醐味だと改めて思った一冊です。
  • 2026年7月12日
    潤一郎訳源氏物語 2〔改版〕
    輪読会にて ⁡ 「須磨」P26〜P33 ⁡ 須磨に下る決意をし、旅立つ前に父の墓参りに行った光源氏さん。 お父さんのお墓の荒れすさんだ様子から、光源氏さんが置かれている現状がうかがえます。 ⁡ いつまた都に戻れるかもわからないので、それはそれは熱心に様々な方へご挨拶に回る光源氏さん。 いつ旅立つことやらと思っていたら、ようやく須磨へ向かいました。 ⁡ 光源氏さんの心中を思うと、かなりお辛いのでしょうけど、意地の悪い見方をしてしまう私は、この期に及んで前にちらっと耳にした明石の姫君のことが気になっているのでは?と疑ってしまいます。 ⁡ さぁ、須磨に着いた光源氏さんが、またどんな動きを見せるのやら。それは次回のお楽しみ。
  • 2026年7月11日
    Nの逸脱
    Nの逸脱
    本書は「普通」から少し逸れた人たちを描いた三編の短編集ですが、読み終えると「普通ではない人」の物語ではなく、「普通」とは何かを読者自身に問い返してくる作品だったように思います。 誰もが少しずつ人とは違う部分を抱えているのに、私たちは無意識に他人を「普通ではない」と線引きしてしまう。その視線の危うさに気づかされる一冊でした。 読みながら、自分自身の「普通」とは何だろうと考えました。社会がつくった物差しではなく、自分らしさとは何かを静かに見つめ直したくなる読書体験でした。
  • 2026年7月11日
    私の夢は
    私の夢は
    Audible十三作目。 2010年の一年間を綴った日記エッセイです。喜びや旅先での出会い、日々の小さな幸せが穏やかな言葉で紡がれていて、読み終えた頃には心がふっと軽くなっていました。 何より印象に残ったのは、この本が「日記とは何を書くものか」を改めて考えさせてくれたこと。私はついネガティブな感情ばかりを書き留めてしまいますが、嬉しかったことや満たされた気持ちにも、もっと目を向けて残していきたいと思いました。 心を癒してくれるだけでなく、日記を書く人にも多くの学びを与えてくれる一冊でした。
  • 2026年7月9日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    Audible十二作目。 主人公の切実な「推し」への思いに触れながら、私自身の20年以上にわたる推し活を振り返った。 犬との暮らしや本、人とのつながりがあったから、一つだけに依存せずに生きてこられたのだと思う。 それでも「推し」が人生を彩り、時に救ってくれたことは間違いない。 宇佐美さんの文章は、言葉にしがたい感情を鮮やかに掬い上げる。 その表現力に胸を打たれ、また別の作品も読んでみたくなった。
  • 2026年7月7日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて読了。 友人の妻との情事から始まる物語ですが、読み進めるうちに「愛とは何か」「嫉妬とは何か」、そして信仰についても深く問いかけられました。 主人公・ベンドリックスに強い嫌悪感を抱いていた私。しかし読み返してみると、その感情は同族嫌悪だったのだと気づきます。かつての自分の欲望や執着を重ねていたのでしょう。 輪読会で皆さんと対話を重ねたからこそ見えてきたものも多く、一人では辿り着けなかった読書体験になりました。今とは違う自分で再読したくなる一冊です。
  • 2026年7月7日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて 第16回 「第五部」P358~P374 ⁡ 遂にラストを迎えました。 ⁡ 大きな愛に包まれ、そんな愛の存在を感じつつも自分の思い通りにいかない現実に納得できず愛の存在に抗いたくなる。 そんなベンドリックスを見ていると、やはりここでも若かりし頃の自分と重ねてしまいます。 ⁡ 大きな愛って安心感のあるものだけど、時に窮屈だったり恐怖だったりする。 それはなぜだろうと読み終えた今も悶々と考えてしまいます。 ⁡ ⁡ 一冊を通した感想をまた改めて書くので、悶々としたものを少し整理しようかな。 ⁡ ⁡
  • 2026年7月6日
    パンドラの匣
    輪読会にて ⁡ ⁡ 第5回 「正義と微笑」P91~P103 ⁡ 大学へ入学したはいいものの、思い描いていたものとは違い落胆する主人公・進くん。 上から目線で人を判別する感じに共感してしまう私がいました。 ⁡ 読んでいくうちにどんどん進くんの目線になっていくので、若かりし頃の自分を思い出します。 ⁡ 大学生生活にがっかりしていた進くんですが、良い人たちと出会い大学生生活もあながち捨てたもんでもないかもと思え出したのは良かった。 ⁡ しかし、いきなり離婚すると言い出したお姉さんのことは心配だし、進くん自身にもなにか起こった模様。どちらも気になります。 ⁡ それはまた次回のお楽しみ。 ⁡ ⁡ ⁡
  • 2026年7月4日
    カフェーの帰り道
    Audible十一作目は、嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』を拝聴しました。舞台は大正から昭和初期の東京・上野。「カフェー 西行」で働く女給たちを描いた連作短篇集です。 華やかな時代の空気から始まり、物語が進むにつれて戦争の影が静かに忍び寄ります。 人物ごとに視点が変わることで、それまで見えなかった背景が浮かび上がる構成は、連作短篇ならではの魅力でした。 特に「出戻りせい」の物語が印象的で、戦争の残酷さと一人の女性の切ない人生に胸を打たれました。接客業に誇りを持って働く女性たちの姿も心に残り、読後は「カフェー 西行」に関わる人たちの幸せを願わずにはいられない一冊でした。
  • 2026年6月30日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて ⁡ 第15回 P323~P357 ⁡ ⁡ サラの亡き後、夫のヘンリーに言われ一緒に暮らすことになったベンドリックス。 愛する人が暮らした家で、愛する人が残したものに囲まれて暮らすってどんな気持ちなのでしょう。 ⁡ 自分の知らない愛する人を知れて嬉しい気持ちにもなるだろうけれど、知らない愛する人を知って不安にもなるでしょう。 ⁡ ⁡ 私には想像もつきません。 ⁡ そして、パーキスからの手紙で改めて知らない愛する人を知り、神の存在に抗うベンドリックスですが、あまりにも自分勝手すぎてこの人は本物の愛というものを知らない人たちなんだなと腹ただしくなりました。 ⁡ 次回で最終回となるでしょうが、どのように物語がまとまるのか楽しみです。
  • 2026年6月28日
    百年の散歩(新潮文庫)
    物語を読むというより、言葉の迷路を歩いているような読書体験。 現実と夢の境界が曖昧になり、気づけば「これは私の物語なのでは」と思うほど深く入り込んでいました。 特に「穴倉みたいな喫茶店を開きたい」という一節には驚きました。 私も以前から、本に関わる店を「あなぐら」という名前で開きたいと考えていたからです。 この本との出会いは、偶然以上の意味を持つように感じました。 時間を置いて、また新しい自分で再読したい一冊です。
  • 2026年6月25日
    パンドラの匣
    輪読会にて ⁡ ⁡ 第4回「正義と微笑」P59~P91 ⁡ ⁡ 第一志望だった大学に落ち、ひどく落胆する主人公・進くん。
この世の終わりかと思うほど打ちひしがれ、家出までしてしまいますが、ほどなく帰宅。 その後、お兄さんに励まされ、新たな大学を受験して見事合格します。 ⁡ まず、お父さん代わりを務めるお兄さんが本当に素敵でした。
そして、お兄さんやお姉さんに囲まれて過ごす進くんは、まっすぐで素直な、本来の自分らしさを取り戻しているように感じます。 ⁡ 人は、置かれた環境や関わる人によって、ここまで変わるものなのだと実感しました。同時に、自分が進くんと同じくらいの年齢だった頃のことも自然と思い出しました。 一方で、大人になった今の私は、あの頃よりずっと感情の波が穏やかになったようにも思います。 ⁡ 10代後半のジェットコースターのような感情の起伏を微笑ましく眺めながらも、その真っ直ぐさや激しさを少し羨ましく感じる時間でもありました。 ⁡ ⁡ #本のある暮らし #積読家
  • 2026年6月24日
    パンとペンの事件簿
    Audible十作目 明治時代に実在した社会主義者たちをモデルに描かれた物語。軽快な文章と心地よい朗読で、最後まで楽しく聴くことができました。 思想や政治について詳しくない私にも、当時が生きづらい時代だったことは伝わってきます。そんな中で誰もが生きやすい社会を目指して奮闘する売文社の面々は個性的で魅力的でした。 本作を聴きながら、現代の私たちは本当に自由に生きられているのだろうかと考えました。答えは出ませんが、社会や自分自身について思いを巡らせる時間になりました。終盤には胸が熱くなり、思わず涙。物書きという仕事の魅力も改めて感じた一冊です。
  • 2026年6月21日
    草の花
    草の花
    輪読会にて 第2回「冬」「第一の手帳」P35~P67 ⁡ 他人の死という観念に憑かれていた汐見は、どうやら死に急いでいるように見えました。危険な手術を受け帰らぬ人となった。 ⁡ なぜ彼はそれほどまでに死を急いでいたのか。 彼が残した2冊の手帳から、汐見という人間の孤独や苦悩が少しずつ見えてくるのでしょうか。 ⁡ ⁡ そして手帳には彼が昔愛した一人の女性の話が出てきました。 人を愛する以上に神を愛した女性。 その女性と彼の間に何が起こったのか、これからの展開が気になります。
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