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菜穂
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@mblaq_0825
初めまして菜穂(なお)です。 乱読する方で、紙の本を読むことがほとんどです。 活字中毒ではなく紙をめくる中毒です。 密かに積読家として活動しています。 よろしくお願いします。
  • 2025年7月9日
    新編 銀河鉄道の夜
    輪読会にて 前回お休みしてしまったのでP239~P248まではひとり読み。 P248~P262から輪読。 自分以外の人と仲良くするカムパネルラのことを面白くないジョバンニ。 子供の頃のこの友に対する複雑な心境、大人になった私は忘れてしまっているのでなんとも説明し難い。でも心の奥に仕舞われている子供の心に触れてくるような気もする。 「双子の星」の物語が伏線になっているようなお話もでてきます。 自己犠牲という言葉だけ聞くと私は拒絶反応を起こしてしまいますが…… 宮沢賢治の描いている自己犠牲は単に自分を犠牲にして他者のためにということではないような気もします。 この辺のことは一冊読了後の感想でまた深掘りしようかしら。 遂に表題作「銀河鉄道の夜」が終わりました。 私にとって初めての「銀河鉄道の夜」。 子供の頃に読んでいたらどんな感想を持ったのか興味深いです。 表題作は読み終えましたが、新潮文庫版「銀河鉄道の夜」を一冊輪読する旅はもう少し続きます。次回からはこちらも名作「セロ弾きのゴーシュ」 再読なのですがまた感想を深めていければと。
  • 2025年7月8日
    私はそれを我慢できない (新潮文庫 さ 27-4)
    35歳という若さでこの世を去った著者が20代で綴った怒りのエッセイ集。乱暴な言葉の中にもユーモアや共感があり、時に笑い、時に考えさせられました。「オババ」の定義など鋭い観察眼も光ります。乱暴さの奥に知性やパンク魂を感じ、ただ粗野なだけではない魅力がありました。今後も彼女の作品を追いたい。
  • 2025年7月6日
    百年の孤独
    百年の孤独
    輪読会にて 第5回はP243〜P296を読了。 序盤はアウレリャノ・ホセの悲劇や、アマランタの心の閉ざし方が印象的でした。 「自分は幸せになってはいけない」とでも言うような彼女の姿に、もどかしさが募ります。 アウレリャノ大佐は戦争の果てにかつての優しさを失い、ついに自ら命を絶とうとしますが……この人、本当に悪運が強い。まだ生きてる。 気づけば数十年が過ぎ、彼は少なくとも70歳近く、ウルスラ母さんは90歳以上? それでも彼女は変わらず逞しく、 「まあ見ておいで。よそでは見られないくらい、この変人ぞろいの屋敷を、立派な、誰でも気楽に訪ねてこれる家にしてみせるから」と宣言。 なんと頼もしい。ウルスラ母さん、やっぱり推せる。 P285〜P296(ここからは一人読み) 後半は、双子(アウレリャノ・セグンド&ホセ・アルカディオ・セグンド)の成長譚へ。 名前の混乱にようやく気づくウルスラ母さんに「遅いよー!」とツッコミたくなりました。 物語はちょうど折り返し地点。これからの展開がますます楽しみです。
  • 2025年7月3日
    忘却の河
    忘却の河
    LINEオープンチャット読書会すみれ内で開催されている輪読会にて読了。 福永武彦『忘却の河』は、過去に囚われた中年男性と病床の妻、そして彼らを取り巻く人々の視点から語られる群像劇。語り手の独白が積み重なり、心の奥に沈んだ愛と悔恨が少しずつ浮かび上がる。忘れたい記憶と忘れられない思いが交錯する、静かで濃密な読書体験でした。
  • 2025年6月28日
    校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる
    本に関わるお仕事に触れる度に本が読めることの幸せを噛み締めます。 校正・校閲がこんなに細かくジャンルが分かれていることを本書で初めて知りました。(まだまだ他のジャンルもあるかも?) 奥が深い……
  • 2025年6月28日
    本と歩く人
    本と歩く人
  • 2025年6月24日
    夜更けより静かな場所
    岩井圭也さんの作品は初読。タイトル通り、物語は“静けさ”に包まれながらも、深い葛藤と痛みを孕んでいる。喪失と赦し、孤独とつながり——その対比が胸を打つ。登場人物それぞれの過去や思いが丁寧に描かれ、読後には静かな余韻が残った。心にしみる1冊。
  • 2025年6月24日
    新編 銀河鉄道の夜
    輪読会にて 第10回 P230~P238 前回忽然と現れた青年と姉弟の3人。会話を聞いていると乗っていた船が沈没してしまい、気付いたら汽車の中だったのだと。 沈没した船はタイタニックがモデルの模様。 ここまでの流れで銀河鉄道の夜という物語がどこへ向かおうとしているのか、なんとなく掴めてきたような気がします。 そして今月の私は同じテーマを含んだ本ばかりを読んでいるようです。 読書ってこういう偶然が重なること結構ありますね。きっと今の私に必要なメッセージだからなのだと思います。 1時間弱輪読し、2時間ほど雑談で大盛り上がり。話題は「国宝」から様々なことへと広がり広がり。世間一般とは違う会話ができるのが読書会仲間のよいところ。 燈台看守の優しい言葉で今回は〆ます。 「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠ののぼりもくだりもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」
  • 2025年6月23日
    世界は夢組と叶え組でできている
    サクちゃんのこれまでの経験、思考の変化などが細かく綴られており、ヒントを得れることが沢山ありました。 一人で頑張るというよりも、自分は何が得意かということを明確にし、前へ進む足がかりにできればと思います。
  • 2025年6月22日
    失われたものたちの国で
    翻訳者・田内志文さんが紹介されていたことをきっかけに手に取った一冊。 深沢レナさんの描く物語は、夢と現のあわいを漂うような不思議な読後感で、悲しみや絶望を静かに抱えながらも、どこかに小さな希望の灯が宿っています。 “喪失”をめぐる作品に惹かれる今の自分にも、深く沁み入る一冊でした。
  • 2025年6月19日
    幸せになる勇気
    幸せになる勇気
    こちらもかなり久しぶりの再読。 当時の私は「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」の2冊にだいぶ救われたと懐かしく思う気持ちと、まだまだ自分の心を上手にコントロールできていないところがあるなと改めての気づきもおりました。 やはり何度でも再読したい本です。
  • 2025年6月18日
    失われたものたちの国
    失われたものたちの国
    お風呂で少しずつ読み進め、ようやく読了しました。 『失われたものたちの本』の続編にあたる本書は、娘を事故で昏睡状態にされた母が異世界を旅するダークファンタジー。重たいテーマを孕みつつも、命の尊さや、誰しもが「物語の主人公」であることを静かに伝えてくれます。 「儚くなった」という表現にも心が震えました。美しく、深い物語でした。
  • 2025年6月17日
    新編 銀河鉄道の夜
    輪読会にて 第9回 「八、鳥を捕る人」「九、ジョバンニの切符」P216~P230 ジョバンニとカムパネルラが座っていた傍へ声をかけて座ったのは鳥をつかまえる商売をしているおじさん。 ジョバンニはカムパネルラとの2人きりのところをおじさんに邪魔されて少し寂しいご様子。 このおじさん、途中で鳥を捕まえにいくのですが、捕まえている様子がなんだか幻想的で、本来なら残酷に感じそうなのだけれど残酷さは全くありません。 そして食べてみるとなんだかお菓子のように思える鳥というのもまた不思議。 おじさんは瞬間移動するし、始終不思議な雰囲気の章でした。 そして最後の章へ突入。 相変わらず不思議な世界。 お次は青年と子供2人が登場しますが、会話を聞いていると深い哀しみを抱いているご様子。 「死」というものがチラつき胸がザワザワしました。 相変わらずの宮沢賢治の独特な表現が好き。 ぽくぽく食べたり、くつくつ笑ったり。 可愛らしい表現に触れる度に胸がほこっとします。
  • 2025年6月15日
    百年の孤独
    百年の孤独
    輪読会にて P191~P214 戦闘は終わったが、敵の手に落ちてしまったブエンディア家の次男アウレリャノ・ブエンディア大佐。どうなることかとハラハラしましたが、間一髪のところで長男ホセ・アルカディオが登場し、渋々銃殺隊となっていた大尉たちと逃亡成功。 そして数々の試練を乗越えて再びマコンドへ戻ってきたアウレリャノ・ブエンディア大佐。 ブエンディア家は故人三代目アルカディオとサンタ・ソフィア・デ・ラ・ピエダとの間に生まれた3人の子供たちも増え大賑わいです。 次男アウレリャノも戻ってきて少しは平穏になるかと思ったところで事件です。 二代目である長男アルカディオが謎の死。その後妻のレベーカは家に閉じこもってしまい町の人々からはそのうち忘れ去られてしまいます。 ウルスラ母さんは相変わらず凄くて、うっかり毒を飲んでしまった次男アウレリャノ大佐を救いました。それにしてもアウレリャノ大佐はうっかりすぎ。 この辺から1人読み。P214~P242 復活したアウレリャノ大佐は、信頼のおけるヘルリネド・マルケス大佐にマコンドを任せ、再び町を去りました。 そんなマルケス大佐がアマランタへ想いを寄せており良い仲になったところで求婚するのですが、やっぱり断るんですよ。 アマランタの気持ちがさっぱり分かりません私。 そんな折、アウレリャノ大佐からの手紙に父の死を予告するようなことが書かれていました。 ずっと木に繋がれていた父はいつの間にか巨体になっており、慌てて寝室に移動させるも遂に亡くなってしまいます。 ブエンディア家の家長でもあり、マコンドという町を築いた男が……。一体どのくらいの期間木に繋がれていたのか。その間に自分が殺したアギラルの霊と話し合いながら。 更に一人前の男に育った三代目アウレリャノ・ホセは育ててくれた叔母アマランタと怪しい関係となっていくのですが、正気を取り戻したアマランタにキッパリ拒まれ、父アウレリャノ大佐と、マルケス大佐と共に町を去るのでした。 結局戦闘はなかなか終わりません。 ブエンディア家のゴタゴタもなかなかおさまりません。 アウレリャノ大佐の子供と名乗るもの達もたくさん現れます。どれも本当の子供たち。カオスです。 そんな中ウルスラ母さんはやっぱり逞しい。 ”年を取り、喪がつづき、心配ごとが重なっているにもかかわらず、少しも老いぼれなかった”(本文より) ”「わたしがいきてるうちは」「この変人ぞろいの屋敷にもお金だけは不足しないよ」”(本文より) さすがウルスラ母さん。 色んなことが起こりすぎて読んでる私は混乱するばかりですが、ウルスラ母さんの言葉でなんとなく一安心。 ただ……叔母と結婚してもいいという事実を知り再びアマランタの元に戻ってきた三代目アウレリャノが……あぁ……というところで続きは次回へ。
  • 2025年6月15日
    ややこしい本を読む技術
  • 2025年6月13日
    死をポケットに入れて (河出文庫 フ 3-3)
    死をポケットに入れて (河出文庫 フ 3-3)
    荒々しさ満載の不良老人が書く日記は、どこか哲学的で読み応えがありました。 ブコウスキー……面白い。 小説や詩も読むの楽しみです。
  • 2025年6月12日
    忘却の河
    忘却の河
    輪読会にて 第8回 「六章 喪中の人」P252~P275 三人称で語られる章の主要人物は二度目の登場である藤代家の次女でした。 2回も登場するということは次女が物語のキーマンでもあるということなのだろうと予測しつつ。 今までは笑えるちょっぴり嫌な人だった大学の先輩が、この章で本当に嫌な人だった実感。女の敵だわこれ。 でも、こういう人案外身近にいそう。 (・∀・)こ、こわー! そして、この物語の大きなテーマは「真実の愛」なのだろうとも感じました。 「真実の愛」生きていく上で重要なことではあるけれど、実態を掴むのはなかなか難しく永遠のテーマです。私にもまだよくわからん。 そして、次でいよいよ最終章を迎えるこの物語は、どのようにまとまるのか未だに予想がつきません。あと2回くらいで終わるかな……
  • 2025年6月10日
    キッチン
    キッチン
    30年振りくらいの再読。 奇妙な3人暮らしがとても自然で穏やかな読み心地。 哀しいこともあるけれど前向いて笑顔で生きていこうと思える1冊。 吉本ばななさんの作品はいつ読んでも色褪せません。
  • 2025年6月8日
    潤一郎訳 源氏物語 (巻1) (中公文庫)
    輪読会にて 第21回 P339~P364「花宴」「葵」 🌸「花宴」では、桜の宴でまたも皆を魅了した光源氏さん。 酔い心地のまま藤壺さんのもとへ行こうとしますが、その願いは叶わず……。 それでも諦めずふらふらしていると、不用心に開いていた戸がひとつ。 そこである美女と出逢い、仲を深めることに。 いや、光源氏さんよ。 いくらなんでもふらふらしすぎやろ。呆れてしまうわ。 頭の中では「あの人もこの人も」と思い浮かべてるくせに、新たな女性を見つけたら吸い寄せられるようにそちらへ行ってしまうんだもの。 ……でも、これは後に厄介なことになりそうな予感。 🍃そして場面は変わって「葵」。 かの有名な(?)御車事件です。 私はまだよく理解しきれていないけれど、やっぱり……根源は光源氏さんなんじゃ……? なんかもう、振り回されて翻弄されている女性たちが本当に可哀想で、読んでいて胃がキリキリしてきました。 私、やっぱり光源氏さんの良さ、わからないわ。 私だったら断然、空蝉の夫・伊予介がいいなぁ。
  • 2025年6月6日
    TVピープル
    TVピープル
    村上春樹さんの独特の雰囲気が癖になってきます。 ノスタルジックのような、不穏なような短編が6作品。 タルップ・ク・シャウス……口ずさみたくなる…… また時間を置いて読み返したいです。
    TVピープル
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