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菜穂
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@mblaq_0825
初めまして菜穂(なお)です。 乱読する方で、紙の本を読むことがほとんどです。 活字中毒ではなく紙をめくる中毒です。 密かに積読家として活動しています。 よろしくお願いします。
  • 2026年7月9日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    Audible十二作目。 主人公の切実な「推し」への思いに触れながら、私自身の20年以上にわたる推し活を振り返った。 犬との暮らしや本、人とのつながりがあったから、一つだけに依存せずに生きてこられたのだと思う。 それでも「推し」が人生を彩り、時に救ってくれたことは間違いない。 宇佐美さんの文章は、言葉にしがたい感情を鮮やかに掬い上げる。 その表現力に胸を打たれ、また別の作品も読んでみたくなった。
  • 2026年7月7日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて 第16回 「第五部」P358~P374 ⁡ 遂にラストを迎えました。 ⁡ 大きな愛に包まれ、そんな愛の存在を感じつつも自分の思い通りにいかない現実に納得できず愛の存在に抗いたくなる。 そんなベンドリックスを見ていると、やはりここでも若かりし頃の自分と重ねてしまいます。 ⁡ 大きな愛って安心感のあるものだけど、時に窮屈だったり恐怖だったりする。 それはなぜだろうと読み終えた今も悶々と考えてしまいます。 ⁡ ⁡ 一冊を通した感想をまた改めて書くので、悶々としたものを少し整理しようかな。 ⁡ ⁡
  • 2026年7月6日
    パンドラの匣
    輪読会にて ⁡ ⁡ 第5回 「正義と微笑」P91~P103 ⁡ 大学へ入学したはいいものの、思い描いていたものとは違い落胆する主人公・進くん。 上から目線で人を判別する感じに共感してしまう私がいました。 ⁡ 読んでいくうちにどんどん進くんの目線になっていくので、若かりし頃の自分を思い出します。 ⁡ 大学生生活にがっかりしていた進くんですが、良い人たちと出会い大学生生活もあながち捨てたもんでもないかもと思え出したのは良かった。 ⁡ しかし、いきなり離婚すると言い出したお姉さんのことは心配だし、進くん自身にもなにか起こった模様。どちらも気になります。 ⁡ それはまた次回のお楽しみ。 ⁡ ⁡ ⁡
  • 2026年7月4日
    カフェーの帰り道
    Audible十一作目は、嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』を拝聴しました。舞台は大正から昭和初期の東京・上野。「カフェー 西行」で働く女給たちを描いた連作短篇集です。 華やかな時代の空気から始まり、物語が進むにつれて戦争の影が静かに忍び寄ります。 人物ごとに視点が変わることで、それまで見えなかった背景が浮かび上がる構成は、連作短篇ならではの魅力でした。 特に「出戻りせい」の物語が印象的で、戦争の残酷さと一人の女性の切ない人生に胸を打たれました。接客業に誇りを持って働く女性たちの姿も心に残り、読後は「カフェー 西行」に関わる人たちの幸せを願わずにはいられない一冊でした。
  • 2026年6月30日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて ⁡ 第15回 P323~P357 ⁡ ⁡ サラの亡き後、夫のヘンリーに言われ一緒に暮らすことになったベンドリックス。 愛する人が暮らした家で、愛する人が残したものに囲まれて暮らすってどんな気持ちなのでしょう。 ⁡ 自分の知らない愛する人を知れて嬉しい気持ちにもなるだろうけれど、知らない愛する人を知って不安にもなるでしょう。 ⁡ ⁡ 私には想像もつきません。 ⁡ そして、パーキスからの手紙で改めて知らない愛する人を知り、神の存在に抗うベンドリックスですが、あまりにも自分勝手すぎてこの人は本物の愛というものを知らない人たちなんだなと腹ただしくなりました。 ⁡ 次回で最終回となるでしょうが、どのように物語がまとまるのか楽しみです。
  • 2026年6月28日
    百年の散歩(新潮文庫)
    物語を読むというより、言葉の迷路を歩いているような読書体験。 現実と夢の境界が曖昧になり、気づけば「これは私の物語なのでは」と思うほど深く入り込んでいました。 特に「穴倉みたいな喫茶店を開きたい」という一節には驚きました。 私も以前から、本に関わる店を「あなぐら」という名前で開きたいと考えていたからです。 この本との出会いは、偶然以上の意味を持つように感じました。 時間を置いて、また新しい自分で再読したい一冊です。
  • 2026年6月25日
    パンドラの匣
    輪読会にて ⁡ ⁡ 第4回「正義と微笑」P59~P91 ⁡ ⁡ 第一志望だった大学に落ち、ひどく落胆する主人公・進くん。
この世の終わりかと思うほど打ちひしがれ、家出までしてしまいますが、ほどなく帰宅。 その後、お兄さんに励まされ、新たな大学を受験して見事合格します。 ⁡ まず、お父さん代わりを務めるお兄さんが本当に素敵でした。
そして、お兄さんやお姉さんに囲まれて過ごす進くんは、まっすぐで素直な、本来の自分らしさを取り戻しているように感じます。 ⁡ 人は、置かれた環境や関わる人によって、ここまで変わるものなのだと実感しました。同時に、自分が進くんと同じくらいの年齢だった頃のことも自然と思い出しました。 一方で、大人になった今の私は、あの頃よりずっと感情の波が穏やかになったようにも思います。 ⁡ 10代後半のジェットコースターのような感情の起伏を微笑ましく眺めながらも、その真っ直ぐさや激しさを少し羨ましく感じる時間でもありました。 ⁡ ⁡ #本のある暮らし #積読家
  • 2026年6月24日
    パンとペンの事件簿
    Audible十作目 明治時代に実在した社会主義者たちをモデルに描かれた物語。軽快な文章と心地よい朗読で、最後まで楽しく聴くことができました。 思想や政治について詳しくない私にも、当時が生きづらい時代だったことは伝わってきます。そんな中で誰もが生きやすい社会を目指して奮闘する売文社の面々は個性的で魅力的でした。 本作を聴きながら、現代の私たちは本当に自由に生きられているのだろうかと考えました。答えは出ませんが、社会や自分自身について思いを巡らせる時間になりました。終盤には胸が熱くなり、思わず涙。物書きという仕事の魅力も改めて感じた一冊です。
  • 2026年6月21日
    草の花
    草の花
    輪読会にて 第2回「冬」「第一の手帳」P35~P67 ⁡ 他人の死という観念に憑かれていた汐見は、どうやら死に急いでいるように見えました。危険な手術を受け帰らぬ人となった。 ⁡ なぜ彼はそれほどまでに死を急いでいたのか。 彼が残した2冊の手帳から、汐見という人間の孤独や苦悩が少しずつ見えてくるのでしょうか。 ⁡ ⁡ そして手帳には彼が昔愛した一人の女性の話が出てきました。 人を愛する以上に神を愛した女性。 その女性と彼の間に何が起こったのか、これからの展開が気になります。
  • 2026年6月19日
    八ケ嶽の魔神
    八ケ嶽の魔神
    一人の姫をめぐる兄弟の愛憎が、やがて「山窩族」と「水狐族」という二つの一族の長きにわたる抗争へと発展していく壮大な伝奇小説です。平安から明治まで時代をまたぎ、不老不死や怪異、因縁、宿命が複雑に絡み合います。 おどろおどろしい物語でありながら、文章のテンポは軽やかで、まるで咄家の語りを聞いているような心地よさがありました。途中で著者が語り手として現れる演出にも思わず笑みがこぼれます。 最後まで葉之助の過酷な運命には胸が痛みましたが、本作をきっかけに伝奇文学というジャンルの面白さに触れることができました。
  • 2026年6月18日
    パンドラの匣
    輪読会にて 第3回 「正義と微笑」P43~P58 ⁡前回までは心ここにあらずで、内容がほとんど頭に入っていませんでした。そこで輪読会の前に、あらためて読み返してみました。 17歳。 この年頃は、本当に考えることがたくさんあります。勉強や部活、好きなことに打ち込みながら、自分とは何者なのか、大人とは何なのかを必死に考えていた時期だったように思います。 そして同時に、他人のことがとても気になる年頃でもありました。 太宰治が描く少年の日記を読んでいると、若かった頃の自分を思い出します。まるで少年の日記が、過去の私との再会を導いてくれるようで、思考は現在と過去を行ったり来たり。 自分を鼓舞しながら、大人や世間に抗い、自分の道を少しずつ切り開こうと奮闘する少年の姿。その姿を見つめる私は、いつの間にか同じ17歳の目線に戻りながら、頼もしく見守っていました。
  • 2026年6月18日
    noteで年収1000万円
    Audible十作目 久しぶりのビジネス書でしたが、私が受け取ったのは「稼ぐ方法」よりも「自分は何を書きたいのか」という問いでした。 有益な情報を発信することも素晴らしい。でも私は、読んだ本や観た作品から感じたことを綴り、誰かの共感や気づきにつながる文章を書きたいのだと思います。 本は時に答えを与えてくれるのではなく、自分自身の輪郭を教えてくれるもの。そんなことを改めて感じた一冊でした。
  • 2026年6月17日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて 第13回 「第五部」P303~P322 ⁡ ⁡結局、出会ったばかりの美女を伴い、サラの火葬が終わった頃に葬儀へ参列したベンドリックス。 そこでサラの母と出会うのだけれど、この人もまたどこかベンドリックスに似ているように感じました。 愛しているつもりでいながら、実際には愛よりも執着に支配されている人。 サラは、そうした人たちに抗いたいと願いながらも、一方ではその執着を必要とし、求めてしまう自分との間で苦しんでいたのではないでしょうか。 愛着の問題や依存――。 サラはその葛藤を乗り越え、本当の意味での愛を知ったのかもしれません。 ⁡ ⁡ #本のある暮らし #積読家 タイトルにある「終り」が何を意味するのか。 物語がどのような着地点へ向かうのか、ラストに向けてますます目が離せなくなりました。
  • 2026年6月13日
    ゲーテはすべてを言った
    第172回芥川賞受賞作をAudibleで拝聴しました。 ゲーテ学者の主人公が、ある「ゲーテの言葉」の出典を探し求める物語。実在する作品と架空の作品が入り混じる構成がとても魅力的で、私も主人公と一緒に文学の迷宮を歩いているような気持ちになりました。 私は文学に詳しいわけではありませんが、本を読むことは大好きです。本作を通して、言葉の背景や歴史を知ることの面白さ、そして文学の奥深さを改めて感じました。 積読になっている『若きヴェルテルの悩み』も、近いうちに手に取ってみたいと思います。
  • 2026年6月10日
    パンドラの匣
    輪読会にて 第二回 「正義と微笑」P26~P42 ⁡悩める16歳の少年である主人公。 家族との別離や学校での出来事など、傍から見れば些細に思える悩みかもしれません。けれど、その年代の人間にとっては切実そのものです。 だからこそ、思春期の苦しみを「大したことではない」と軽く扱ってはいけないのだと、胸がチクリとしました。 私にも似たような経験があります。 当時の自分にとっては深刻な問題なのに、大人たちは「そんなこと」と真剣に受け止めてくれなかった気がします。 そして今、自分もまた同じような大人になってしまっているのかもしれないと思いました。あの頃の感覚を忘れてはいけないな、と。 太宰治は大人の視点から少年を眺めるのではなく、まるで少年そのものになりきって心情を描いているように感じます。 短編集「女生徒」を読んだ時にも思いましたが、登場人物の内面に深く入り込んで描くからこそ、読者もまた自然とその心に寄り添い、共感できるのかもしれません。
  • 2026年6月10日
    お前は私じゃないし、私はお前じゃない
    オンライン読書会で紹介され、Audibleで拝聴しました。 本書はエッセイというより、カマたくさんの人生経験をもとにした自己啓発寄りの一冊という印象です。悩みをズバッと切り込む語り口は痛快で、聴いていて気持ちが軽くなりました。 特別新しいことが書かれているわけではありませんが、こうした言葉は何度も触れることで少しずつ自分の中に根づいていくものなのだと思います。 私にとっては「胸に刺さった」というより、自分の考えの答え合わせをしているような感覚でした。仕事は生活のためのもの、無理して居心地の悪い場所にいる必要はないこと。そして、「多様性」という言葉が都合よく使われてはいないかという問いも印象的でした。 まだ「私は私」と完全には割り切れないけれど、あと少しだけ自分らしく生きていけたらと思わせてくれた一冊です。
  • 2026年6月8日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて ⁡ 第12回 「第五部」P286~P302 ⁡ ⁡ サラの葬式に行く前に書評家と会うことになったベンドリックス。 そこで書評家と一緒に来ていた女性と知り合います。 ⁡ ⁡ ベンドリックスは、この期に及んでなお、男としての自尊心を守ろうとしているように見えます。⁡ ⁡ そして、葬式の前日にヘンリーの家に行き、サラが慕っていた神父と会います。 神父にサラの想いを告げられても自分の思い通りにことを運ぶことに意固地になるベンドリックス。 ⁡ ⁡ ベンドリックスはなぜこうも嫌な男に描かれるのでしょう。きっと意図があるはず。 ベンドリックスがなぜここまで見えない存在に抗うのかも気になります。 ⁡
  • 2026年6月7日
    DTOPIA
    DTOPIA
    Audibleで拝聴 恋愛リアリティショーの話かと思っていたら、いつの間にか人種差別やセクシャリティ、暴力、戦争、倫理観など、さまざまな社会問題が渦を巻く物語へ。 正直、私には難しくて十分に理解できたとは言えません。 けれど、「壊したものは取り返しがつかない」という作中の言葉だけは、読み終えた今も胸の奥に残っています。 過去に失ったもの、取り戻せないものを抱えながら、それでも前へ進むしかない。 そんな自分自身の人生とも重なる読書になりました。 わからないからこそ、もう少し世界を知りたい。 そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
  • 2026年6月4日
    パンドラの匣
    ⁡また新たな課題本での輪読会が始まりました。 今回は太宰治作品。太宰治は「女生徒」くらいしか拝読したことないので楽しみです。 第一回 「正義と微笑」P8~P26 本作は実際の誰かの日記又は手記を読んだ太宰治が触発されそれをもとに綴った作品なのだそうです。 ⁡ 日記形式で書かれているので私的には好みでとても読みやすい。 ⁡ 16歳の少年が書く日記がなんともみずみずしいです。 勉強、思想、友人、家族のこと…… 少年から見えている世界が読者の元にもスーッと映像化されてくるような感覚でした。 ⁡ ⁡ ⁡ 続きが楽しみです。 ⁡ ⁡
  • 2026年6月3日
    情事の終り
    情事の終り
    輪読会にて 第11回 「第五部」P259~P284 ⁡ いよいよ最後の章へと入って行きます。 サラが亡くなり、哀しみを分かち合うヘンリーとベンドリックス。 ここにきてもベンドリックスはやっぱりいけすかない。 この人は本当の愛を知らないんだな(読者である自分のことは棚に上げて)と思うと同時に、著者はなぜこんななにも主人公に共感できないように描いているのだろうとも思います。そこにはなにかしらの意図があるようにさえ思えてなりません。 ⁡ それでもこんなベンドリックスを愛しいと最後まで言うサラは、もはや共依存ではないのかとさえ思えてきました。 どんなラストになるのかさっぱり予想がつきません。 ⁡ ⁡ #本のある暮らし #積読家
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