王朝序曲 上 誰か言う「千家花ならぬはなし」と――藤原冬嗣の生涯 (朝日文庫)

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うゆ@otameshi_8302026年2月3日読み終わった藤原北家の礎を築いた藤原冬嗣の生涯。桓武天皇の時代のことをほとんどよく知らなかったのでとても面白く読んでいます。上巻はまだ何者でもない冬嗣が様々なものを見聞きして力を蓄えてゆく様子。永井路子は冬嗣をだいぶ現代的に描いている感じ。傍観者でいられた時は過ぎ、下巻ではどうなるのか楽しみです。 軋轢とさえ不和とさえいえない、お互いに生きるステージが違うがゆえに絶対的にわかりあえない桓武と安殿の父子関係が哀しくも印象的だった。こういうことってあると思う。人は誰しも他者と本当にはわかりあえないのだとしても。わかりあえない端っこが触れあって互いに化学反応が起きる、それが人間関係の面白さかもね。(話が逸れた)。
