朱泥抄
11件の記録
由々@kk_23292026年2月28日読み終わった読書日記エッセイKindle Unlimited★★★★★2026年読了本★★★★★2026エッセイ2026@ 自宅90%-100%(p.167-188/188) --- --- 今月頭に読み終わった&Premiumで知った篠田桃紅。めちゃくちゃ良かった~。 この前偶然祖母の家でこの人の別の本を見つけたので、次はそれを読む予定。そっちは紙の本やからこれよりもう少し上手にじっくり読めるかな。
由々@kk_23292026年2月26日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited@ 自宅68%-78%(p.125-145/188) --- --- 「窓」だけ急にあんまりピンと来なかった。
由々@kk_23292026年2月23日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited抜粋@ 自宅37%-50%(p.71-94/188) --- "氷の季節、みどりの粉をまぶしたような芽出しの春も、いつも織り色を思わせる落葉松のその中に、点々と混じる楓は、どちらかと言えば染め色かと、陽を受けて光る葉を眺める。 茅葺きの屋根は雨の音を吸ってしまうので、まずそのけはいを聴きつけるのは板屋楓である。 軒のそばに立っていると、ふと肩に手をやるような湿りを感ずる、ともう、楓にポツンとすずしい音がする。そして木は、いつの間にかしっとりと濡れている。"(p.75) "木と風が戯れているふうに見える"(p.78) "あのなつかしい帖を取り出して置こう。そして、枯れ、横たわった木々の上に、やがて鎮魂の雪が降る日、私も小屋で「枯樹賦(こじゅのふ)」を、もう一度丹念に書写しようと思う。"(p.81) "建物の空間、といっても東洋人のわれわれにはやはり「間」であり、天と地のあいだに、過ぎてゆく時の間に人間がかりる「間」なのである。一切はそのかりかたによるものらしい。生きることもつくることも。 生きていればそのまわりにはふんい気という空間が出来る。何かつくるならそのかたちにこころのある「間」をもたせたい。"(p.87) "あの間の截り方、借景という言葉は好きではないが、そういうものの中で慈光院の庭と、この庭は私の心の中で一瞬響きを交わすようであった。"(p.91) --- その感性とその言語化。素敵すぎる。
由々@kk_23292026年2月22日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited@ 自宅23%-37%(p.47-71/188) --- --- 芸術家の人の頭や心の中、感性というものを、凡人にも少しはわかるように言語化してもらったものを読んでる感じ。素敵すぎるけど私には(少なくともまだまだ)到底及ばないところという感じ。
由々@kk_23292026年2月21日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited抜粋@ 自宅16%-23%(p.34-47/188) --- "炬燵やあけびもいいけれど、若者のいない風景はやっぱりわびしい。そんな風に思うことも、私の心のはたらきの貧しさが、風物に助けを借りようとしているからであろう。"(p.35) ---
由々@kk_23292026年2月15日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited抜粋@ 自宅11%-16%(p.25-34/188) --- "芥川龍之介は、私にあるのは良心ではなく神経だ、ということを書いていたが、今生きておいでになったら、神経は相当な目にお会いになることであろう。"(p.28) "私のすみいろが、現代の音色を歌い上げられるかどうか"(p.32) ---
由々@kk_23292026年2月14日まだ読んでる読書日記Kindle Unlimited抜粋2%-11%(p.10-25/188) --- "先夜の「デザート」に当ったお方の、お菓子の配分は見事であった。「ほんの少し…」と言う方へは、取り皿をはみ出す程に切り、「おいしそう……」とおっしゃるお方には薄く切って上げていたソフィスティケートな御対応は、正直者の私などにはとても及ばぬ振舞いと感嘆した。"(p.15) "サマは視覚の領域にとどまることが多いが、様子には視覚を超えた言葉のかたちがある。物のかたちも、視覚を超えるものがないと、かたちとしての力が弱い。"(p.17) "自然を壊すとか、公害とか大問題でなくても、私などは、自分の身の周辺にプラスチックスの用具などが侵入してくると、なんとなく拒絶反応をおこす。 かたちがこのましくないからである。そのかたちは、質がつくっているかたちだからである。プラスチックスでも食器としての一応のかたちを持っているとしても、本当の機能は果せない。視ても触れても唾液の誘いはないから、いいかたちとは申せない。だからかたちはいいが質が悪い、などということはほんらい成り立たない。"(p.17) "化学繊維の衣類も私は同じように反応する。「浴衣の糊の利かせ方がわるいと肌が承知しない」と昔の人はよく言ったが、ストッキングなど着けるとき、いつもこの言葉を思い出し、いやいや着けるのである。ずるんとしていい恰好のものとは思われない。身に添うようで添っていない。無機質なのである。 現代では偏見に過ぎないとされることも承知だが、私は好まない。ずるんでないしっとりと生きのある絹とか木綿を着けたい。こちらは身に添わないようでいて添っている。そういう質がつくるかたちがやはり生きたかたちをつくる。"(p.17) "質と、使われ方と、かたちは三つ巴になっていて、どれが先でも後でもない時のかたちが上等のかたちで、様子のよさに結びつく。"(p.18) "これは、とり定めが単にタテ三本とだけで、大も、小も、長さも、太さも、血も質も、記す用具も、一切とり定めがないことによる。文字は生きた人の手で自由に書かれ、砂にも木にも石にも記され、生きたかたちを保ちつづけてきた。"(p.19) "物の伝達のかたちはこれからも変って行くことであろうから、時間は全部過渡期、とすれば、これでよし、という安堵はないので、動きながらいいかたちをとらなければならない。"(p.22) "日本人をはじめ、どこの国の人達も、これからあまりいいかたちで生きられないかもしれない。「様子がいい」などますます聞けなくなりそう。"(p.23) --- 良い………。「「かたち」を問われて」が良すぎて抜粋もしまくってもた。期待を軽やかに超えていってくれる篠田桃紅素敵すぎる。
由々@kk_23292026年2月6日読み始めた読書日記Kindle Unlimited電子書籍@ 自宅0-2%(0-p.10/188) --- --- この前のひとり時間の&Premiumで知った篠田桃紅。Kindle Unlimitedに1冊あったので早速。
