花粉の部屋

花粉の部屋
花粉の部屋
ゾエ・イェニー
Zo¨e Jenny
平野卿子
新潮社
1999年8月1日
1件の記録
  • くらな
    くらな
    @3bus_0830
    2026年2月14日
    「通りを二、三本へだてた所に母が越し、わたしは父と残った」本書の主人公、ヨーの両親の別れは、冒頭のこの一文でかくも簡潔に語られる。抑制されつくした、乾いた語り口。限界まで削られた言葉。悲しみや不安、孤独はけっして訴えられることはない。ヨーのあらゆる心の動きや感情は、目の前の事象に、あるいは行為に、あるいは事物へと鮮やかに転換され、視覚的に提示される。
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