

くらな
@3bus_0830
いまでもあなたはわたしの光
- 2026年5月24日
- 2026年5月23日
たえまない光の足し算日比野コレコ読み終わった薗とハグは、敷布団か掛け布団かもわからない、中途半端な大きさの、中途半端な厚さのふとんにくるまれて、ふたりで、夢をみた。ふたりで夢をみたのだと薗は信じた。薗の夢に人間が出てくるのははじめてだった。それを薗は、ハグがわざわざ薗の夢にまで、やって来てくれたのだと信じた。ふたりはこのまま、夢の夢の夢のそのまたゆめにまで、行けるのだろうと思った。 - 2026年5月21日
味の世界史玉木俊明読み終わった長期的に見れば、科学的につくられるうま味調味料と食品添加物は、化学製品の生産が実現した第二次産業革命の一つの帰結です。さらに時代を遡れば、その歴史は大航海時代以来、脈々と続いてきた「人類と調味料の歴史」の延長線上にあり、19世紀末に蒸気船の使用増によって実現した世界的な商品の輸送機も支えられているといえるのです。 - 2026年5月20日
やさしい訴え小川洋子読み終わった再読たまらなくわたしは、彼女をどうにかしてあげたい気持になった。背中をさするか、肩を抱きしめるか、手を握るか、どこか彼女の身体に触れていれば、魂を慰められるような気がした。けれど実際には、ただ黙って預言者の歌を聴き続けるよりほかに、何もできなかった。 - 2026年5月13日
屋根裏の仏さまジュリー・オオツカ,小竹由美子,岩本正恵読み終わったわたしたちのひとりは、全部彼らのせいだと言って、死んでしまえと願った。別のひとりは、全部彼らのせいだと言って、死んでしまいたいと願った。 - 2026年5月11日
N/A年森瑛読み終わったでも『少数派」として生きている、少数の、派閥、を作れたその人たちは、現実世界には味方が一人もいないとしても、誰かとつながれている時点で、まどかから見たらじゅうぶんにいっぱいに見えた。 - 2026年5月5日
- 2026年4月30日
- 2026年4月27日
9条の戦後史加藤典洋読み終わった自己欺瞞の定型が、戦前の国体信仰の「国体」の位置に、天皇に代わり、新たに憲法9条の平和条項が据えられるケースです。世界に冠たる絶対不可侵な天皇をいただいているという皇国思想の「誇り」が、そのまま、世界に冠たる「特別の戦争放棄」の憲法をいただいているという平和思想の「誇り」に取って代わる。これほど安易な、責任との向き合い、戦争体験への反省のすりかえは、ありません。しかし、多くの日本人が、憲法9条に戦後の新たな「国体」を求めるようになった。 - 2026年4月20日
イスラーム世界史後藤明読み終わった - 2026年4月13日
中東政治入門末近浩太読み終わった独裁が横行しても、紛争が蔓延しても、経済が停滞しても、宗教が存在感を強めても、すべては中東に固有の問題として語られることが多い。そして、そうした語りには「遅れている彼ら」と「進んでいる我ら」という思い込みや偏見、さらには、差別的にはまなざしが見え隠れしてきることもある。 - 2026年4月7日
ユルスナールの靴須賀敦子読み終わった再読きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。こう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行きたいところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴をもたなかったせいなのだ、と。 - 2026年4月2日
- 2026年3月31日
- 2026年3月29日
- 2026年3月24日
考察する若者たち三宅香帆読み終わった現実の親ではないが理解のある親代わりの叔父や叔母というのは、ある意味現代で最も求められているファンタジーなのかもしれない。「界隈」の違いもなく接することができる。それでいて、年上であるがゆえに、相談すれば「正解」に近いことを教えてくれる。 - 2026年3月22日
- 2026年3月18日
- 2026年3月16日
言語化するための小説思考小川哲読み終わった創作の過程において、創造主たる作者は「奇跡」を強調しがちである、しかし、一つの作品を作り出すためには無数の「アイデア」や「登場人物の会話」が必要にやるので、「奇跡に頼って創作をすることはできない。本当の「奇跡」は、作者が作者だけのやり方で、再現性のある形で「奇跡(に見える何か)」連続して引き起こすことだ。 - 2026年3月11日
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