査問 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-9 競馬シリーズ)

査問 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-9 競馬シリーズ)
査問 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-9 競馬シリーズ)
ディック・フランシス
早川書房
1977年5月1日
1件の記録
  • 駄駄野
    駄駄野
    @enmr310
    2025年12月7日
    競馬レースの八百長を疑われた主人公がその疑いを晴らす為に行動する…という話で、前半部分は、査問会で弁解も許されずひたすら無実の罪で詰られ続ける主人公を見せつけられるので、読んでて胃が痛くなる。 しかし、主人公ケリィ・ヒューズはめちゃくちゃ気骨のある男なので、地道に誰が、どう言った目的で自分たちを嵌めたのか、コツコツと調べていく。 > 中途で死なないかぎり、諦めない こんなセリフもあったけど、本当に途中で死にかける。そして、死にかけながらも、反撃の手段を考えることを一切止めないし、満身創痍でギプスを嵌めた状態のまま、犯人と応戦したりする。 まだ本作含め、3作しか読んでいないけど、ひたすら冷静なケリィと、感情的になる周囲や敵との対比が、やっぱり読んでて痛快なのだ。 反則行為をした(と思われている)ケリィに周囲は冷たい、取り付く島もない。 それでもケリィは懸命に、冷静な質問を繰り返す。その内に彼の言葉に耳を傾け協力してくれる人間が見つかり、状況は好転していく……かと思いきやまた一波乱あったりする。後半部分は面白くて一気に読み進めてしまった。 ヒロイン・ロバータとのロマンスも良かった。この二人が今後どうなるかは、読者の想像次第、ということなのだろう。
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