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駄駄野
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@enmr310
読書は良いものです。続けていきたいものです。
  • 2026年3月21日
    不穏な眠り
    不穏な眠り
    相変わらずの葉村探偵。多分40代だと思うのだけれど、若い時に比べて余裕が出てきたのか、親しみやすさが増してる気がする。それはそれとして、葉村さんを振り回す周りの身勝手ぶりは今も昔も変わらず(笑)
  • 2026年3月15日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    最近わかって来たことがある。みんなが「めっちゃ面白い!!」と勧める本は大体面白い。小島秀夫とか岡田斗司夫とか大森望が言い出したあたりで信じるべきだった(何だこの人選) 内容を伝えることを嫌がる人もいるみたいなので、多少抑えるけど、結構少年マンガ的要素のある作品で、SFを普段読まない人も楽しめると思う。なんかすごい、熱かった。 とにかく楽しい読書体験でした。
  • 2026年2月27日
    アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
    時折、病気なのは人ではなく、少しでも自分の「当たり前」から外れた人を病気だとか変わっているだとか決めつけるこの社会の方ではないか、と考えてしまう。 人間は社会を写す鏡とはよく言ったもので、恋愛的、性的惹かれを経験しない人が、自分たちの存在を主張せざるを得ない世の中になっているのは、それだけ世の中が恋愛偏重、強制的性愛社会になっている、そう言う価値観が固定的なものとして扱われているということの現れなのだろうな、と思った。
  • 2026年2月19日
    探偵小石は恋しない
    なにか仕掛けがあるんだろうな、とか、この辺が伏線なのだろうなとはわかるけど、真相が分かった時のスッキリ感は◎。割と最後の方まで蓮杖くんをボクっ娘美少女だと思って読み進めてた。 後正直、鼠と蜘蛛の方が防御力高いと思う。(何の話とは言わん)
  • 2026年1月26日
    デミアン
    デミアン
    再読。読み返そうと思ったのは、まさに今現在が、雛が卵の殻を破るように、従来の価値観や人間の在り方等々が破壊されて、新たな価値観や人間の在り方が生まれつつある時代なのではないか、とおもったから。 歴史を通して見ても一貫的な善悪の定義というものは存在せず、また、この世の中は善とされるもの以外のもの(一括りに悪とするのもどうかと思うけど)からも成り立ってる。そして、それを見ないフリして生きていくのもなんだか不自然だ。 キリスト教が前提の社会なので、とっつきにくさはあるかもしれないけど、テーマとしては結構普遍的な話だと思う。だからずっと読まれ継がれるのだろう。
  • 2026年1月14日
    さむけ
    さむけ
    ハードボイルドものの傑作として名高い一作なのだそう。たしかに息もつかせぬ展開に展開で、ほぼ一気読みに近い感じで読み終わってしまった。 事の発端は、ホテルから新婚夫婦の妻の方が失踪してしまい、それを夫の方が主人公の私立探偵・リュウ・アーチャーに依頼するところから始まる。 最初は単なる人探しで、これがあっさり見つかるのだが、ここから殺人事件が勃発。妻の友人が殺されてしまう。さらには、妻が子供の頃に遭遇した殺人事件(妻の母親が父親に殺された、とされた事件)、戦前に離れた町で起きた殺人事件の2つの過去の事件が絡んでくる。たしかに事の真相がすべて明らかになった後には、タイトルの「さむけ」のような、なんとも微妙な気持ちになった。
  • 2025年12月7日
    査問 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-9 競馬シリーズ)
    競馬レースの八百長を疑われた主人公がその疑いを晴らす為に行動する…という話で、前半部分は、査問会で弁解も許されずひたすら無実の罪で詰られ続ける主人公を見せつけられるので、読んでて胃が痛くなる。 しかし、主人公ケリィ・ヒューズはめちゃくちゃ気骨のある男なので、地道に誰が、どう言った目的で自分たちを嵌めたのか、コツコツと調べていく。 > 中途で死なないかぎり、諦めない こんなセリフもあったけど、本当に途中で死にかける。そして、死にかけながらも、反撃の手段を考えることを一切止めないし、満身創痍でギプスを嵌めた状態のまま、犯人と応戦したりする。 まだ本作含め、3作しか読んでいないけど、ひたすら冷静なケリィと、感情的になる周囲や敵との対比が、やっぱり読んでて痛快なのだ。 反則行為をした(と思われている)ケリィに周囲は冷たい、取り付く島もない。 それでもケリィは懸命に、冷静な質問を繰り返す。その内に彼の言葉に耳を傾け協力してくれる人間が見つかり、状況は好転していく……かと思いきやまた一波乱あったりする。後半部分は面白くて一気に読み進めてしまった。 ヒロイン・ロバータとのロマンスも良かった。この二人が今後どうなるかは、読者の想像次第、ということなのだろう。
  • 2025年10月31日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    読む手が止まらず一気読みしてしまった。物語がしっかりまとまってる感。伏線の取りこぼしも無い(とみた)。モチーフの選び方も良かった。キャラ描写が、雑めな人としっかりしてる人といたのが、ちょっと気になった。 舞台が茨城県北と聞いて、それっぽいところ調べたけど、本当にある場所をモデルにしたのかな?
  • 2025年10月27日
    カウンセリングとは何か 変化するということ
    読みやすくて、3日ほどで読み終わった。 この時代特有の病かもしれないけど、近しい人にでさえも(近しい存在だからこそ)共有できない寂しさというのを、皆個々に抱えていて、今や一億総寂しい社会になってる気がする。皆が皆、周囲を疑って、孤独を深めている。(私もその一人だという自覚はある。)だからこそ、カウンセラーという職業の人が必要になっているのだろうけど。優しさが欲しいね。
  • 2025年9月29日
    錆びた滑車
    錆びた滑車
    葉村晶シリーズはもう一気読みできてしまう。 ふと、なんで葉村晶は『不運』なのだろう、と考えてみた。 それは、葉村さんがとにかく他人の悪意を放置しないからなのだと思う。その悪意によって苦しめられたり悲しんだ人間がいる以上は絶対に。臭い物には蓋をせず、絶対に妥協しないから、毎回毎回この人は不運なのかもしれない。 そこがまた葉村さんの愛おしいとこなのだけど。
  • 2025年9月27日
    夏への扉〔新版〕
    夏への扉〔新版〕
    54年から見た70年と00年の描写が面白い。あと、最後の方でのダンの未来に対する希望的観測があまりに眩しかった。ピートかわいいよピート。
  • 2025年9月20日
    大穴
    大穴
    洗練された料理を食べて、満足した時の感慨に近い。 ハードボイルド小説というのか、派手な事件もトリックもない。主人公は靴底を擦り減らしながら地道な捜査で、卑怯なやり方で競馬場を潰そうとする連中を追い詰めていく。 本作の面白みの一つが、主人公シッド・ハレーに注がれる周囲の視線にある。 ハレーはかつては一流騎手として華々しい戦績を誇った人物で、それだけでなく探偵社に勤務するうちに探偵としての観察眼も鍛えていた。だけど、競馬にさほど興味のない敵は、身長169cmほどの彼を「学のない、左手の不自由な小男」として侮る。ハレー自身も、敵が自分を侮るその視線を利用して、敵の懐に飛び込み証拠を掴んだりする。 作中内の人間関係も魅力的。顔に大きな傷がある女性が、左手に大きな傷のあるハレーとの交流を通して、自身のコンプレックスを乗り越えていくところとか。 あと嘉納治五郎は気づいた瞬間爆笑した。
  • 2025年9月14日
    鼻下長紳士回顧録(上)
    「変態とは、目を閉じて花瓶の形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人たちのことである」 主人公のコレット同様、私も趣味で小説・日記を書いている。別に小説家に本気でなりたい訳でも、誰かの評価を得たい訳でもなく、内側に沸き起こる『何か』を形にしたい衝動に駆られて、なにか書いている。 ただその中で、「これが私の書きたいこと、思っていることなのだろうか」「体のいい言葉、安易な表現に逃げていないか」という壁にしばしばぶち当たる。 自分の中に『花瓶』があると思ってたけど、でももしかしたら無いのかもしれない。だけれど、本当はそんなもの、誰も最初から持っていなくて、何かを創ろうと継続していくうちに、それが自分の中の『花瓶』になっていくのかもしれない。 …と、なんかお堅い感想文になっちゃったけど、安野さんの描かれる女体が最高すぎるのでエロ目的で読んでも全然良いと思う(おいこら)
  • 2025年9月1日
    異形のヒグマ OSO18を創り出したもの
  • 2025年8月31日
    後巷説百物語
    後巷説百物語
    岡本綺堂の半七捕物帳みたいに、好好爺となった百介の元に若者たちが集い、話を聞くというスタイル。やはり印象深いのは最後の「風の神」。余韻が素晴らしい。 度々百介さんはご自身のことを卑下するけれど、又市さんらは百介さんが思ってるよりかはずっと大事に思ってるのではなかろうか。 あと与次郎、鵼読み返して気づいたけど、貴様抜け駆けしたな。
  • 2025年8月24日
    涼宮ハルヒの劇場
    涼宮ハルヒの劇場
    最初に読んだ時は全然年上だったSOS団メンツもすっかり一回り年下に(嘘だろ) 雪山症候群でキョンが言ってた「どこか異世界に行った時の記憶」がこれ。分裂と驚愕読んだ人間には『ああ、あの人の親玉…』とわかる。 メタ的な目線で言うと、前回の直観同様箸休め巻といった印象。何年かかっても良いのでまた長編読みたいです先生。
  • 2025年8月10日
    興奮
    興奮
    競馬シリーズのはじめ。最近、息子が書いた新作が出たので、数年前に途中までしか読まなかった奴を読み返す。本来の性格、身分とは違う人間を演じる中で、本当の自分を見失いかけたり、自尊心に疑いを持つ主人公の心の葛藤が興味深い。あと知略を尽くして黒幕の手口を探る様子は読んでて面白い。
  • 2025年7月14日
    静かな炎天
    静かな炎天
    なんだろう、葉村さんが巻を進めるごとに可愛くなってる気がするのは(笑) やっぱり富山店長との掛け合いが(葉村さんには申し訳ないけど)、面白いのだ。『血の凶作』のラストは私も「ん?」と思って、多分こういうことかな?とあたりを付けて、試しに他の人の感想を検索したら色んなのが出てきた。でもそれが読書の在り方というものなのかも。
  • 2025年7月11日
    毛筆版 くずし字解読辞典 新装版
    お値段張ったけど買っちゃった…。学生時代、中古の授業でこういう辞書と睨めっこしていたのが懐かしい。美術館博物館とかで、くずし字を読む時「あれ、この字、習ったはずだけどなんて読むんだっけ??」が頻発したので買っちまいました。パラパラ読むだけでも楽しい
  • 2025年6月24日
    営繕かるかや怪異譚 その参
    大好きなシリーズ。好きな話は「歪む家」。綾辻行人さん(小野さんとはご夫婦)のTwitter(現X)で、小野さんお手製のフェルトで作られたモルカーを見たことがあるが、こういう手を動かして何かを作る作業がお好きなのだろうか。 辛い記憶をドールハウスの中に閉じ込めて、焚き上げて浄化させようとしているのだろう、という和尚さんの言葉に自然と涙が出そうになった。
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