こわれた腕環
18件の記録
いんとん@Going-kyo2025年11月26日読み終わったまた読んだ訳者イチオシ登場人物、テナーの成長のお話。 子どもの時以来の再読。1巻は覚えていたのに、2巻はさっぱり。選ばれし存在の美少女が闇の神に仕える、なんて小中学生は心奪われそうな設定だけど、意外と引っ掛からなかったらしい。 と思っていたが、読んでいると地下迷宮の雰囲気が思い出されてきた。 ゲドがすっかり落ち着いていて、頼れるかっこいいお兄さんに仕上がってますね。 子どもは絶対好きにならないであろう、サーが好きになった。年取って再読って良いな。

- 村雨菊@carameltomato2025年8月25日読み終わった緻密な設定がゴツくて、読むのに時間がかかるのだけど、そうした世界の中での光と闇と心の関わりとか、人同士の信頼とか本質的なものを扱うところがグッときて、すごく面白い!


bitter@blendme2024年12月24日かつて読んだテナーとの出会い! 彼女が今知り始めていたのは、自由の重さだった。自由は、それに担おうとする者にとって、実に重い荷物である。勝手のわからない大きな荷物である。それは、決して気楽なものではない。自由は与えられるのではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、かならずしも容易なものではないのだ。坂道をのぼった先に光があることはわかっていても、重い荷を負った旅人は、ついにその坂道をのぼりきれずに終わるかもしれない。p.241 〈訳者あとがき〉 たとえ滅びても闇に身をゆだねたいと思うのも人間の本性ならば、生への願望につき動かされて、困難とわかりつつ、光への道を歩もうとするのも、これまた人間の本性といえましょう。p.255 自分の生きてきたことの意味を考え、未知なる世界への不安におびえ、自由の重さに逡巡(しゅんじゅん)するテナー、ゲドに向かってひそかにナイフを握りしめたテナーには思わずどきりとさせられます。余りにも私たちの真実をついているがゆえに。 私たちの人生は何とその誘惑に満ち、そして、それに抗うことの何とたいへんなことか。けれど、だからこそ、この『こわれた腕環』は、人間らしく生きるということの何たるかを読む者に考えさせる力を持つのでしょう。p.256 2023/01/31




















