甲子園の空に笑え!

3件の記録
くしゃみん@ecci_salute2026年2月21日読み終わったホントは花とゆめコミックス版の『銀のロマンティック…わはは』を読んだのだが、データがないので、収録されている文庫版にて登録(『甲子園〜も単行本なんだよな、ウチ…)。 りくりゅうのオリンピック金メダルを機に再読。初版は1986年7月なので、ほぼ40年前の作品ということに驚く。日本フィギュアスケートペアの金メダルだけではなく、小さくも実にさまざまなことの予言の書だったことに驚く。 そもそも更紗が最初に跳ぶのがトリプルアクセルだし(この漫画の初出はカルガリー五輪前、伊藤みどりがオリンピックで成功させる以前なのである)、忍が跳ぶジャンプで例えられたスケーターはブライアン・オーサー、のちに羽生結弦のコーチとなる人だ。 コンパルソリーの図形はちょうど数日前にアイスダンスの解説で呪文と騒がせていたし(現在はコンパルソリーが廃止されたため競技者関係者くらいしか詳細がわからない)、「バレリーナのゼネストや団体交渉権なんてあんまし聞かない」とのセリフがあるが、パリ・オペラ座のダンサーによるストライキで公演中止になったことは記憶に新しい。男女逆リフトは長野五輪の頃にアイスダンスカップルにより披露されるなど、枚挙に遑(いとま)がない。 なによりも、恋愛関係、男女関係以外の、のんきものによるぬくい信頼関係が悪役以外の登場人物すべてにあることが描かれていることが、昭和〜平成の性愛バイアス強めの社会の荒波の中で生き抜かなければならなかった、当時ののんき者の少女にはとても心の支えになっていたのだなぁ。 オタクにならずとも、のんき者にも川原泉という心の居場所があったのはなんともありがたいことである。 推しはポチ。(と山田コーチ)


