夜明けのハントレス

夜明けのハントレス
夜明けのハントレス
河﨑秋子
文藝春秋
2026年2月20日
1件の記録
  • 午前3時
    @taisuke-1614
    2026年3月11日
    この作者さんの本は「私の最後の羊が死んだ」「父が牛飼いになった訳」等を読んだことがある。北海道の酪農家出身という先入観からだろうか、「鋼の錬金術師」の荒川弘と似た身体性の強さと、動物の生き死に対してフラットな目線を感じる。 狩猟に興味を持った女子大学生が、講習を受け、免許を取り、銃を手に入れ猟に出る過程が描かれていて、なるほどこういう手順が必要なのだな、と思う。変わった、かつやや危険な趣味を持とうとしている娘に、両親は心配から苦言を呈すが、基本は「もう大人なのだから」と見守ってくれるし、猟師の先達たちも(ひとり態度が悪いのはいるが)まっとうに導いてくれる。地元の猟友会の会長をしている人物が、親が重役をしている会社の取引先の社長、という地盤の強さもある。狩猟を始めると告白した際に、親友だったえみりが諸々の理由から離れていくのも、分かる。総じて面白かったです。
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