精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究 (創文社オンデマンド叢書)

精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究 (創文社オンデマンド叢書)
精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究 (創文社オンデマンド叢書)
B・スネル
講談社
2022年2月25日
2件の記録
  • ザムザ
    ザムザ
    @zamzy733
    2025年5月27日
    ジェインズの『神々の沈黙』の線を辿ってもここに行きつくし、フレッチャーの『文學の実効』でもいい、バウラの『ギリシア人の経験』なんかも。 要するにギリシア人が精神を、魂を獲得しえたのは何故か、それを問う。 たとえば言語に着目してインドヨーロッパ語族に共通する総称的定冠詞がギリシア語において発生したところ、ここに抽象概念の故郷を見て、ギリシア人の科学精神の水源を指摘する。ホメロス的人間は安田登が言うように心がないが、サッフォーの頃にあっては内省しうるようになっている。その過程の内実を問う、精神史研究の名著である。
  • のこ
    @noco-rob0
    2025年3月16日
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