インディアスの破壊についての簡潔な報告
5件の記録
jaguchi@jaguchi872026年1月16日読み終わった16世紀、新世界におけるスペイン人征服者(コンキスタドール)たちの悪行を告発した修道士ラス・カサスの報告書。 サドの「悪徳の栄え」にこういうシーンあったな? と思うような、ある意味倒錯的で常軌を逸した、原住民への拷問が描かれている。 既得権益者たちの大反発もあり、なかなかラス・カサスの思うような改革は進まなかったらしい。 報告の中でラス・カサスはルター派のことを「異端」と書いているのだけど、報告がヨーロッパの各国語に訳され、その「残酷なスペイン人」像が反スペイン、反カトリックに政治的に利用されたというのは何という皮肉なんだろうと思った。 ・いうまでもなく、それらの外国語訳はスペインの独占的なインディアス支配体制を覆し、西方世界における自国の植民活動を促進するのを目的として公刊された。p.288(解説)


