枯れてたまるか!
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みつき@mitsuki-o2026年3月16日買った読み終わったエッセイくまざわ書店@ 電車ずっと著者のことは知っていたし文章も読んでいながら、いまひとつ著者のことがよくわからなかった。昭和軽薄体の一人と言われていたが、当初から他の書き手たちより爺むさかった。軽みがなかった。一九九七年発表の話題作『文人悪食』では宮沢賢治について近親相姦的な悪趣味なゴシップを書き書評で散々叩かれていて、私自身も(なんだこいつ気持ち悪い)と感じた。「オサラバまでは全力投球!」というオビがついたこの文庫本を、著者がこの世にオサラバした(二〇二五年十一月十四日)あとに読んでみると、そうか嵐山さんは生涯編集者だったのだな、と感じる。この本は、老いて死に近づいていく(死んだ)周囲の人々と自身を特集した嵐山さん責任編集の雑誌なのである。