ウィトゲンシュタインのウィーン

ウィトゲンシュタインのウィーン
スティーヴン・トゥールミン
Allan S.Janik
アラン・S.ジャニク
Stephen E.Toulmin
藤村龍雄
平凡社
2001年3月1日
1件の記録
- 流鶯@dasman611242026年3月23日読み終わった2回目。 やはりおもろかったが、そのおもろさに少し警戒した。なんだか自分が思ってた、言って欲しいことがそのまま書いてあるな心地よさは、自分の偏見を強化しているだけなのでは? ヴィトの問題意識や世紀末ウィーンの雰囲気に対する自分の理解の基礎となっている本だけに、この影響圏に全く安寧していて進歩がないことに危機感を覚えた。 ただ〜、やっぱ入門書レベルではこの本と同趣旨のことしか言ってなくない?やっぱちゃんとした研究書と原典読んで自分なりに研究しないで、読みやすい本乱読してるだけじゃショート動画見漁ってるのと大差ないか〜。 白眉はやっぱり5〜7章。物理学者の認識論からヴィトまで繋がっていて、それが『論理空間』の元ネタという話はなるほどと思った。 表現と現実との関係の問題、それを醸成した世紀末ウィーン。学際的なカフェ文化。儀礼と実態の乖離。政治・新聞・建築の現実生活との分離。社会問題から目を逸らすための舞踏会とワルツ、浪費。 そういったざっくりした影響関係の雰囲気は分かったので、あとはちゃんと各論をしっかり落とし込んでいかねばですね〜