王を統べる運命の子(4)

王を統べる運命の子(4)
王を統べる運命の子(4)
樋口美沙緒
麻々原絵里依
徳間書店
2023年3月28日
1件の記録
  • 異世界転生もの流行りで、逆にファンタジーのボーイズラブを探すのが困難になってきたため、完結している中で読んだことがない作者の本を番外編まで含めて一気読みした。 主人公の悩む「生きるべきか死ぬべきか」「愛するべきか愛さないべきか」というテーマが作品を貫いており、ちょうど自分もそれについて悩んでいたため特に三巻四巻のあたりで泣いた。 純粋で素朴な主人公の性格に作品世界の設定上の裏付けがあるなど人物造形に理由があるのが嬉しかった。 一方、手を替え品を替えずっと同じことについて悩み続けているため、「二十ページ前でそれ結論出したじゃん!?」と思う場面がないでもなかった。 後半にかけて主人公総愛されの側面が強まるため、主人公総愛されが好きだったらそれが嬉しいのかもしれない(個人的には総愛されはそんなに……なのでそんなに……であった) これだけ大きく広がった風呂敷を綺麗に畳み切る物語の構造が好きだと思った。一方、文体については描写がかなりあっさりしているため、もっと分厚く読みたい! とも思った。
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