電車乗るようになって読書時間増えて久々に1冊読み切った 中盤くらいから表題の「バスケットボール秘史」というよりは、「日本男子バスケットボール史」のが中心になっていって、前半のバスケの成り立ちとかの深度と比べるとやや消化不良な印象 ご自身もあとがきで書いていたように日本にフォーカスするにせよ、もう少し女子バスケットボールにもフォーカスしてほしかった これまでの実績でいうと選手の海外進出の早さも世界大会での成績も女子のが圧倒的に優れているのに、男子バスケばっかり盛り上がって見えがちなのも、こういうとこかな、と思う プロバスケ＝Bリーグみたいな認知になってるけど女子のプロリーグの名前わかる人いますか？（Wリーグですよ） こういう本こそ現状のバスケ界の大きな傾斜をどうにかする内容にして欲しいよな〜と思いました

戦前はオールコートプレス主体のチームディフェンスがしっかりしたチームていうのが日本の持ち味だったらしいけど、戦争をきっかけにその伝統は途切れ、競技レベルもガクッと下がってしまったらしい その後の復興と鉄道網の広がりが各競技の全国大会につながっていって、全国大会ひらくなら全国を統括する団体いるよなって協会が生まれる、みたいな流れもへ〜て思った ほかの各競技はほぼその流れ踏んでるのに、バスケだけ協会つくらず全国大会やって、国の管轄だったところにいきなりクーデター的に協会立ち上げる話とか、現代のおかしな協会の骨子をそこにみた

「ボールを保持して走ることはできない。かなりのスピードで走っている時にボールをキャッチした場合、止まろうと努力しているなら1、2歩は許されることもある」 許されることもある？！ 原初のバスケのルールおもろいな

まだ読み始めだけど、キリスト教の生き残り作戦のために生み出された経緯も目から鱗だし、地面と水平にゴールを作ることがとんでもない発明だった、ていうのも面白い　先が楽しみ