ねじまき少女(上)

ねじまき少女(上)
ねじまき少女(上)
パオロ・バチガルピ
田中一江
金子浩
鈴木康士
早川書房
2011年5月1日
5件の記録
  • ほくゆ
    ほくゆ
    @hk_ou_yu
    2025年4月15日
    お、面白かった……読めてよかった。 第六ポンプ収録の短編の続き。食糧事情とエネルギー事情が激変した世界で、目覚ましい成功を収めているタイ・バンコク。 この栄光の街で、植物の種子、支配権、富、名誉、そして自由を巡る人々が地獄を生き抜く物語が描かれる。 それぞれの人間の信仰・文化が丁寧に描かれていて、実在感がある。例えば、日本ではねじまき(遺伝子改造バイオロイド)への偏見がない、しかし少子化をカバーする働き手として酷使されている。中国人は家系と先祖を大切にしている。タイ人たちは業(カルマ)の価値観を持っている、など。 個人的にはやはり日本が気になると言うか、ねじまきに偏見がないどころか、『腕が十本あって、あとはごはんを乗せる口しかない従業員』が普通に働いていたりするらしいので、気にならざるをえない。どんな国なんだろう日本って。 下巻に続きます。
  • うの
    うの
    @rolettasecohan
    2025年4月15日
  • ほくゆ
    ほくゆ
    @hk_ou_yu
    2025年4月7日
  • ひひる
    ひひる
    @hihiru
    2025年3月21日
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