「酒」と作家たち (中公文庫 う 30-1)

「酒」と作家たち (中公文庫 う 30-1)
「酒」と作家たち (中公文庫 う 30-1)
中央公論新社
2012年5月23日
1件の記録
  • みつき
    みつき
    @mitsuki-o
    2026年3月29日
    編者による解説「雑誌『酒』と佐々木久子」(pp232-239)がまず面白い。佐々木久子という人に興味がわく。同誌に発表された中から選りすぐられたエッセイの数々が収められており、どれも内容は他愛もないものではあるが、読んでいて心地よい。色々な作家や評論家や学者の酒にまつわる話が収められているけれども、一番上品な酒の飲み方は北原白秋の「(前略)父の酒はもっぱら酒宴の和気藹々たる雰囲気を楽しむとか、知友門弟と交歓するとか、旅先きで歓迎陣と和光同塵するとかが主であった。本格の詩歌の制作に熱中している間は、一週間も徹夜を続けても、一滴も口にしなかった(後略)」(p156)だと思う。禅哲学者である息子・北原隆太郎の「父・北原白秋の酒」(pp154-158)で述べられている。
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