武満徹

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ピート@Pete2026年3月31日読み始めた図書館でたまたま見つけて借りてきた。今年の武満徹作曲賞を聴きに行きたいと思ってるので、行幸。 内容は、正直に言えばかなり読みづらいと感じる。武満徹のキャリアスタートからの年代記で、各作品の成立の背景、技巧的な分析、周囲の評価や作曲家自身の手応えなどを詳細に織り込んでいる。自分が音楽家の伝記や、長い音楽評論などに触れた機会が皆無であることも手伝っているかもしれないが、音楽なしで音楽を読むことは相当に骨が折れる作業だと思う。 しかしながら、代表曲の一つ『ノヴェンバー・ステップス』をApple Music(正確にはクラシックの方)で聴いてみると、やはりこれは素晴らしい作品で、新たな出会いを感じて非常に嬉しくなった。きっとこの本を開かなければ、自分は作曲賞を聴きに行く前に、武満徹を聴くことはしなかったかもしれない。この曲は昨年の賞の1位に選出された『祀り』との繋がりも感じた。ますます7月の演奏や、現代音楽に興味を持った。 この本を読了することはないと思うので、早いけれども自分の感想はこれにて失礼します。一人の現代音楽家の歴史と、その生涯を研究し一冊にまとめた作者、そういった人たちを取り巻く文化に感謝したい。ありがとう。