在日コリアン翻訳者の群像

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夜@butiloveu2026年2月11日買った読み終わった@ 余波舎 / NAGORO BOOKS韓国文学の理解について、かつて宗主国と植民地になったという経験を日本人はスルーしていることが多く、その壁を乗り越えられていないという話から「ただ、私たちが韓国語の勉強を始めた八十年代に較べたら、ずいぶん知識は広まってきたと思いますね。韓国ドラマ見てる人とか、BTSのファンとかでも、たいへん真面目なファンのそうがあるんですね。BTSのメンバーが兵役に行くでしょう。すると、なぜ彼らは軍隊に行かなきゃいけないのか、ということを、真剣に考える。考えていくと、それは南北分断に原因があるからだ、と。一生懸命本を読んで勉強する層もいるんです。」とお話しされていた。私もまた、SEVENTEENのファンでいるなかで同様に勉強し始めてこの本に辿り着いた。 時系列は前後するが、昨年の9月に神保町で開催されている斎藤真理子さん主催の読書会に参加した。その日の読書について最後に語り合う時間がある。私は、その日の選書について話すにあたって「自分の内側を知るためだけでなく外側を、「あなた」を、そして世界を知るために本を読もうと思うようになった。そのきっかけがSEVENTEENの최애(最愛)の入隊であった」ということにも触れた。「推し活」の流行するなかでアイドルのファンが浅はかに捉えられたり、ただ依存・消費している人間として捉えられることが多いなか、この話をするのは勇気が必要だった。けれど斎藤真理子さんは私の話を、既に前提となっている痛みに共感するかのように噛み締めながら頷いて聞いてくださった。 別に誰かに認められたくて学ぼうとしているわけではなかったけれど、好きになったひとに真剣に向き合うためになんとか学ぼうとしている人間がいるということを、そういうひたむきさをアイドルのファンに認めてくれている人がいることが有難くてボロボロと泣いてしまった。




