江古田文学119号

江古田文学119号
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江古田文学会
江古田文学会
2026年3月25日
1件の記録
  • 江古田文学賞の佳作(本賞は「該当作なし」)となった緒方水花里氏の「キリストおじさんと僕」という感動的な小説を読むために購入。奇を衒わないシンプルな「感動系」で、しかもその感動は決して誇張されたものではなく自ずと読者の心に滲み出てくるものなので、野暮ったさがない。強迫症の描写がとにかくすごい。(“出来事“前)→(出来事の最中)→(出来事後)という非常に感銘な構造がかえって清い。 この方は普段(?)は現代詩を書かれているのだが、「キリストおじさんと僕」ではそれが小説(散文)であることの必然性をしっかり獲得している。「感動」的な物語は読者の心に宿り続ける、読者の心に遺るからこそ文学は死なないのである。
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