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みすてぃ
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@misty882311
  • 2026年8月25日
    神々の流竄
    めっちゃ面白かった。出雲神話の舞台はむしろ大和地方(奈良)にあって、出雲は派手な舞台から追放された神や人が集まったとする説。そしてなぜそういうことになったかを、『古事記』と『日本書紀』の真の作者論へと繋げていく意欲作。やや粗雑で、梅原もあとがきで断っているように、”若書き”であったとしている。
  • 2026年8月17日
    Re:vision: タスクリストとアウトライン
  • 2026年8月10日
    動きすぎてはいけない
    単行本を発売年(2013)に読んだきりだった。当時夢中で読んだが(千葉さんは本書によるデビュー前から著名で、いよいよ単著が…!という人文系の熱い空気感の中に僕もいたので)、やや入り組んだ第3章『存在論的ファシズム』までの流れは割と明確に憶えていたのだが、特に第5章からの「後半」の、駆け抜けるようなアクセル状態をすっかり忘れていた。序論の「切断論」のインパクトを置くとしても、「前半」部のヒューム主義から読み解くドゥルーズ、といった独自の路線を、「後半」部ではさらに範囲を広げて、最終的には(ドゥルーズ論によくある)スピノザーベルクソン主義に代わってヒュームーライプニッツ主義を強調するというような終わり方だった(エピローグ前の動物論含めてそれだけではないのだが)。 凄まじく独創的な「単著」であり、芸術的でもある。なのに本書の立場は充分、一般読者/社会にも通ずる「半端さ」をも持ち合わせている。二回読んで、名著だと確信を深めた。
  • 2026年7月23日
    消え去る前の
    消え去る前の
    哀しみに浸される詩集。たまに水面から飛び出る軽やかさもある。でも、作者は海の底だけを見つめている。そこからまた新しい世界に運ばれるために。
  • 2026年7月19日
    ニーチェと哲学
    ニーチェと哲学
    主著の扱いではないが、堂々と主著だと言ってみたくなる。含みを持つ重層的なアフォリズムを特徴とするニーチェの書いていることをまとめようとすると、普通は複雑な注釈が必要になるところ、確かに最初はまとまっていない感じもあるのだが、100頁超えたあたりからドゥルーズの本にしては珍しく読みやすくなり、しかも情熱やドライヴ感が増してくる。長いことは長い、かなり苦労したが、確かな達成感と、ニーチェが後のドゥルーズの哲学に与えた影響が明晰に掴めて収穫が大きく思えた。ドゥルーズは初期がいいな。。
  • 2026年7月16日
    オートフィクション
    興味深かった。90年代が思春期に重なる人の、今の平成リバイバル(レトロ)ブームの文脈ではすっぽり抜け落ちてしまっている、どうしようもない心の行き場のなさや刹那感をひりひりと感じた。それでいながら主人公の筆致はどこか軽やかである。若き頃の筆者だから書けたのだろう。
  • 2026年7月11日
    唯脳論
    唯脳論
    面白かった。脳科学ブームの先を行く人。養老さんはあくまで解剖学者。だからこそ脳の身体性、そして身体の思想性を看破する。この国には(いまだ)思想が、身体の思想がない。射程が測り知れない名著だと思う。独特の短いリズムの文体に少し苦労した。
  • 2026年7月8日
    神様 (中公文庫)
    本当に凄かったし心を揺さぶられた。小説家を志していたときに読んでいたら自分の筆を折っていたかもしれない。まったく難しい書き方をせずにここまで異界と人間世界を融合させた自然体でかつ静かで優しい世界観を醸し出せるのはすごい。
  • 2026年7月2日
    齋藤恵美子詩集
    齋藤恵美子詩集
    素晴らしかった。現代詩文庫1冊でこの詩人の軌跡をまとめるのがもったいないくらいに感じた。
  • 2026年6月29日
    現代詩手帖 2026年 6月号
    現代詩の新鋭特集号、面白かった。面白かったが、刺さってくる方の詩となると少なかった。
  • 2026年6月29日
    逆光(上)
    逆光(上)
    相変わらず、である。スチームパンク、と思えば近未来SF、雑学、物理学、現代数学、陰謀論、宗教、エロ、なんでもあり。犬が可愛い。
  • 2026年6月26日
    三角みづ紀詩集 (現代詩文庫)
    三角さんの半生を辿っているかのような詩の並びだった。一貫しているものもあるようで、移ろう感性や周囲の状況もあるようで。きっと、詩と切り離せない人なんだろうなとぼんやり思った。作風は前衛的すぎず、意外に正統派だとも感じた。書いたらこうなったという自然さが伺える。天性の詩人なのだろう。
  • 2026年6月26日
    トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下]
    トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[下]
    1970年代の作品である。信じられない。この書き方はピンチョンもおそらく再現が難しかったろう。今読んでいる『逆光』はここまで難しくない。 (無)重力ゾーンでは時空が歪んでいるから時系列がめちゃくちゃみたいな設定はズルすぎるだろと思った笑 主人公のタイタン・スロースロップは自由に歩行し、自由に勃起する。本当に何でもアリの世界だ。書き手の博識は、全てこのでたらめな究極の小説世界に注がれる。わけわからんがとにかくすごいと思わされる迫真作である。
  • 2026年5月25日
    テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
    僕のように何も知らない文系人、かつ何か重要なことを切実に知りたい現代人にとっては必読書かもしれない。加速する世の流れに賛同するのも反旗を翻すのも、とりあえずシリコンバレーのトップの動向を知ってから。ピーター・ティール、サム・アルトマンらの思想からこちらも何かしら学び取り、盗み、あるいは「活用」しなければならない。
  • 2026年5月20日
    トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上]
    トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上]
  • 2026年5月12日
    影との戦い
    影との戦い
    面白い。ただのファンタジー文学とは定義できない。ハイファンタジー、ローファンタジーのジャンル文学を生み出した源流であり、さすがに本物とはこうも格式高いのかと脱帽。日本語訳も素晴らしい。ル・グィンとはすこぶる相性がいいみたいだ(『闇の左手』『風の十二方位』が大好き)。 宮崎駿は深く影響を受けたんだろう。『影の戦い』自体は1969年発刊。
  • 2026年5月7日
    シン・ニホン
    シン・ニホン
    2020年代の日本社会の見取り図。それ以上でもそれ以下でもないが、時代のキーワードたちはちょくちょく参照したい。
  • 2026年5月4日
    日本文学盛衰史
    日本文学盛衰史
    これ以上にないメタフィクション。これを日本の現代文学の真骨頂と言わずに他になにがあるだろうか。唯一無二の作風でありながら、後続するブンガクの大きな可能性を開いているとも思った。僕たちが「安易」な文学形式と精神を拒みたいとき、批判的であれ参照するのはいつも古典なのだなと思った。旧き死者の声に耳を傾け、新しいものをわずかに掬い取る。それしか今できることはない。
  • 2026年5月2日
    超「超」勉強法――潜在力を引き出すプリンキピア
    AIやGoogleアプリ・ツールができることはこの本の発刊時(著者の執筆時)に比べて格段に幅広くなっており、古びた情報もあるにはあったが、野口氏がこれまでの仕事や私生活を組み立てるにあたって辿ってきた強靭な道のり(それは決して平坦な一直線ではなさそうだ)が、色んな箇所から感じ取れるような思いである。この人には分厚い芯がある。書類の整理術、Googleメモ術、勉強法など、この人が「見出した」メソッドをもっと勉強したい。
  • 2026年4月28日
    こゑは消えるのに
    『アメリカ句集』ということで、英字や当て字(?)も含んだ大胆な句が光る。句集を読み慣れていないのでこんなに自由でいいのか(575じゃないのもたくさんある)と少々戸惑った。
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