老いたる詐欺師

老いたる詐欺師
老いたる詐欺師
ニコラス・サール
真崎義博
早川書房
2017年11月7日
1件の記録
  • 碧衣
    碧衣
    @aoi-honmimi
    2026年4月7日
    これまでに数々の詐欺を働いてきたロイはインターネット上で未亡人で資産家のベティと出会い、彼女の資産を奪う算段を打ち出す。 恵まれた容姿と高い知能を持ちながらプライドが高く、癇癪持ちで常に他者を見下し人を陥れることに罪悪感も抱かない。そんなロイの標的にされたベティだが彼女にはある企みがある。 彼女の思惑はあの戦争の時代にまで遡る。 命の危機がつきまとう時代を生き延びようとした男女。 幼い頃に遭った理不尽で過酷な体験も糧にする強靭な精神力と明晰な頭脳で平凡な幸せを手に入れ、多くの人に愛されるベティと目的のためにはリスクを冒すことも厭わず他人どころか自分自身すらも偽ってきたロイ。 仮に戦争がなかったら彼の性格に変化はあったのだろうか。そうでなければ根本的に彼はただの性根が腐ってる奴としか言いようがない。そんな正反対な彼らが辿る結末はある意味妥当な流れだろう。
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