熟達論
10件の記録
さくらい@sakurai_chi2025年11月8日読み終わった借りてきたものごとを熟達させていくプロセスの切り分け方がわかりやすく紹介されていた印象。章ごとのタイトルになる「遊、型、観、心、空」も言葉がぴったりハマっているように感じ、今後何かに向けて挑戦していく際に自分がどの成長段階にいるのか、本の内容を思い出しながら活用したいと思った。 本の終盤、砂の城をつくるエピソードの部分は読んでいて心にグッとくるものがあった。楽しい、やってみたい、夢中になる喜びをふと忘れそうになった時、何のためにやっているのか原点に立ち返りたくなった時にまた読みたい。
torajiro@torajiro2025年5月31日読み終わった@ 電車今井むつみさんとの対談書『ことば、身体、学び』に続けて読了。技能を習得、熟達させていくプロセスを「遊」「型」「観」「心」「空」に構造化して解説。アスリートということでスポーツを主とした身体技能の例えが多いがそれ以外の分野の技能であってもある程度応用がきくように感じた。あとがきによると現代の『五輪書』を書きたかったとのことでなるほど、と思ったが、読みながら思い浮かべていたのは技能習得やその教育のプロセスの際によく引き合いに出される守破離との比較。守破離も良いのだけど、ざっくりしすぎてて熟達者同士の会話ならともかく初学者には雑すぎておすすめしにくいと感じていたところ、為末さんのフレームは守破離の解像度を上げてくれたような感覚があって良い。自分の関わるテーマにおいて遊から空までの5段階を考えてみたい。





