ハーバーマス

ハーバーマス
ハーバーマス
小牧治/村上隆夫
清水書院
2015年9月1日
2件の記録
  • 🎹
    🎹
    @os_0907
    2026年6月14日
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年4月14日
    近代化の過程のうちで資本主義経済と近代国家というシステムを形成する社会的合理化と並行して、文化的合理化が行なわれている。 そしてこの文化的合理化は生活世界を舞台として行なわれ、そこではコミュニケーション的行為を支える妥当性要求は、宗教的な世界像にもとづく統一性と神聖性を失なって、科学・技術と法・道徳と趣味・芸術という三つの文化領域に分離独立させられるとともに、自由な批判と討論に委ねられるようになるのである。 ハーバーマスによれば、システム形成を目ざす社会的合理化に対して、このような生活世界における文化的合理化は立ち遅れていて、そのために生活世界がシステムによって侵食され、生活世界において再生産される意味資源がシステムによって収奪されて枯渇してしまうことが、近代社会に固有の社会病理現象を生み出しているのであった。 (p.173) 習慣、サイクル、反復。 これらは「文化的」合理性の産物であるということ。 「季節感」という言葉が思い浮かぶ。 習慣、サイクル、反復は いずれも自然の安定した円環モデルに準じているということ。 一方の人為的方面である「社会的」合理性。 直線的な成長、それは循環を破壊する。 科学・技術と法・道徳と趣味・芸術、 それらもまた、その一助となり得るということ。 「それが循環可能である範囲の行為であるか」 生活世界を維持するということを前提とするハーバーマスの理論のうちでは、環境問題は「取り組まなければならない」課題や義務ではなく、「問題」と捉えていること自体を問題としなければならない、こいう古代、先人たちの声が聞こえてくるようだ。
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