ゴルフ 酒 旅

ゴルフ 酒 旅
ゴルフ 酒 旅
大岡昇平
中央公論新社
2016年2月23日
2件の記録
  • 前に図書館で借りて読んだけど、手元に置いて繰り返し読みたくて購入。やっぱり良い。いきなり「とにかくコースに出ている間、ほかのことはきれいさっぱり忘れてしまうのは事実である。文学のことなど頭にあっては、ショットの妨げであるし、また実際考えられもしない」とあるんだけど、ゴルフをすぐ始めるのは難しいにしても、私も何か新しいこと(集中しないとできないような)を始めたいと思った。なぜなら今仕事が行き詰まっているので…。
  • まだ「ゴルフ」の章の途中なんだけど、大岡昇平のゴルフへのハマりぶりが面白すぎる!!! 「とにかくコースに出ている間、ほかのことはきれいさっぱり忘れてしまうのは事実である。」から良いのかなぁ。当時の「文士の間のゴルフブーム」は今でいう「ゴルフ芸人(芸能人ではなく)」みたいなものなんだろうか。登場する文士関係者が豪華、ゴルフブームに苦言を呈した文章にユーモアたっぷりに噛みついてるのも面白い。 あとがきより、ゴルフをしていたのは成城に転居する前の大磯時代で、その間に「レイテ戦記」執筆。その後ゴルフやめるのか…なるほど… 4/5ようやく読み終わり。読売新聞の日曜版きっかけで読み始めたんだけど、紹介されてた「見知らぬ故郷」にたどり着いたのはだいぶ後半だった。「見知らぬ故郷」はメッチャ文章上手いけど簡潔すぎ、「ゴルフ」の章のユーモアはどこにいったの?と思ってたら「サンタ・フェの雪」で美術に対する皮肉とユーモアに再会して、大岡昇平やっぱり良いなと思った。「成城だより」と小説しか読んでなかったんだけど、イメージが変わった。
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