ソーシャルセクターのための事業マネジメント実践ガイド

ソーシャルセクターのための事業マネジメント実践ガイド
ソーシャルセクターのための事業マネジメント実践ガイド
一般社団法人インパクト・マネジメント・ラボ(IML)
土岐三輪
英治出版
2026年5月3日
4件の記録
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2026年5月26日
    著者と親交のある方はここ数年首を長くして待っていた一冊がやっと登場。タイトルの通り、NPOなどソーシャルセクターにおける事業のつくり方と進め方が非常に丁寧に書かれている本です。何かツラい状況にいたり課題を抱いている方や状況に出会ったときに、どのようにその課題を把握し、課題に対応する打ち手としての事業を作れば良いのか。事業を実際に始めた後に、どのように振り返りや改善をして進んでいけば良いのか。そして、それらのプロセスを進めていく上で、チームのメンバーや、地域の中で関わる様々な関係者とどのように情報を共有したり、一緒に検討を進めていけば良いのか。この本に書かれているのはそのような内容です。 約500ページの大部本なので、これからソーシャルセクターでの事業づくりについて学びたいという方だとその物量感に戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的な構成は社会課題・地域課題に出会いそれを調べて事業を構想するところから順番に進んでいきますので、いったんはできるできないは置いておいたまま通読して、あとはご自身の事業の状況に合わせて順番に再度読み進めながら実践をして、また本書に戻ってきて、、と繰り返していくのが良いかと思います。 本書がこれだけの大部本になっているのは、ソーシャルセクターの事業マネジメントに関わるテーマや検討すべきことがそれだけ多いということの反映でもありますが、これまで業界の中で様々に議論されてきたり、実践がなされてきた個別のテーマを体系的に整理し直して提示してくれているからです。本書を手にすればすぐに分かりますが各パートでは、関連する書籍や、特定のテーマについてより深堀りしたいときに参照すべき情報などが丁寧に紹介されていますので、その意味でもこれから学びたいという方でもまずはこの一冊を手にしてみることで、今後の学びの方向性やとっかかりを見つけるためのガイドとしても機能する一冊といえます。 最後に、私が普段やっているのは伴走支援・コンサルティングなどなのでそのような支援者にになりたい人や腕を磨きたい人にとってこの本をどのように読み活用すれば良いかを書いてみます。組織や事業への伴走の仕事を受けるときには、基本的に予算や期限が限られていますし、伴走先の皆さんは通常の事業・活動を業務として進めていらっしゃいます(場合によってはNPO等での仕事自体が副業的である場合もあるのでさらに別に本業を抱えていらっしゃったりします)。そうした中では、当然ですが本書で述べられる500ページのステップをすべての団体に対して同じように全部順番に進めましょう、というのは現実的ではありません。伴走支援なりコンサルティングを行う人間として求められるのは、今この状況においてはどのステップでいったん立ち止まって振り返りや見直しをした方が良いのかを判断する見立てを行うことと、その見立てを伴走先に伝え納得をしてもらったりやってみようという意欲をもってもらうことです。そうした見立てを行えるようにするためにはまずは自分自身が一通りのステップについて基本的な考え方を習得しているということが必要ですので、自分に足りていなかった視点はないのかというのをチェックしながら一読できると良いと思いますし、伴走しながら本書に戻ってきて、その時々の見立ての参考にできると良いかと思います。あとは、本書では「あえて書かなかった内容」としてファンドレイジングが挙げられていますが、伴走支援のテーマとしてはファンドレイジングは最も多いものかと思いますので、自分のファンドレイジングの支援と本書の事業マネジメントの考え方やステップをどのように接続しながら実際の支援に活かしていけるのかを自分なりに考える、というのも良いのではないでしょうか。
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2026年5月7日
  • えれん
    えれん
    @ellen
    2026年5月7日
  • torajiro
    torajiro
    @torajiro
    2026年5月2日
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