人生写真館の奇跡

人生写真館の奇跡
人生写真館の奇跡
柊サナカ
宝島社
2019年2月6日
1件の記録
  • あおい
    あおい
    @booklover_aoi
    2026年2月16日
    一話ごとに満足感が得られた本。 あらすじを読んだ時はもっとライトでさらーってした感じかも、と思っていたのですが、ほどよく湿度と温度があるよい小説でした。 伏線回収もどうなるかなーと思っていたのですが、きっちり拾ってくれたのですっきり。 回収の仕方も好きな感じでした。 登場人物の人柄が伝わる描き方もそうですが、風景描写がよかった。 カメラがお好きな方なのかな?風景への視点が写真を撮る人の視点に感じました。 個人的にカメラに興味があるので、たくさん並んだカメラから好きなものを選べるのは楽しそうすぎるなと思いました。 試し撮りしたいし、暗室使ってみたい。 F2.8は人の目線で撮るにはちょうどいいレンズだなと思ったのですが、望遠レンズもあるのかな? 人生の走馬灯の一枚を望遠レンズで撮るって、なんか想像したらシュールだし違う気もするけど… 心理的なものが原因で被写体に近寄れない人は望遠レンズ使うのかもしれない、と思ったりしました。 カメラという媒体を介することで、思い出をより鮮明にする装置になるんだろうな、と思います。 覚えていなかった色や質感、風景を瞬間として残すことで、何度も思い出しては記憶に刻んでいくのかもしれません。 私の擦り切れるほどの一枚はどのシーンなんだろうと考えたりしました。
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