部落産業の現状と課題 (1981年)

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くが@mnz2026年5月3日読み終わった@ 自宅四天王寺大古本祭りで入手(400円)。 手工業としての皮革産業が飛鳥時代に起こり、戦国・江戸時代に発達し、明治期以降は軍需を満たすために大資本の機械制が台頭するようになった。その結果、皮革産業は近代的な大企業と零細手工業(こちらが本書のタイトルに関連するものである)とに明確に分かれていった。本書の前段部分はこのような内容と私は理解した。皮革だけでなく、多くの産業がこのような大資本と零細に二極化しているのではないか。改めて意識させられた。 後段は食肉の話や、農業地域における出荷用段ボールの需要を背景に、行政が段ボール工場を設立する話があった。肉に関して言えば、海外はブロック肉が主流なのに日本はスーパーに並ぶのは薄切りの肉。これは意味があって、江戸時代に農耕用の牛が食肉として利用されることになったとき、肉を薄くスライスすれば美味しくいただけるという食肉産業の歴史が産みだした知恵なんだそう。そう聞くと、牛丼屋の牛丼をいただくときにも先人の工夫の積み重ねを感じて大変ありがたく思えます。
