病気と治療の文化人類学 (ちくま学芸文庫)

4件の記録
辰巳@divinus-jp2026年9月7日おすすめ今、思い出そうとしてて思い出せないのですが、確かXのタイムラインでおすすめで流れてきた本 ありがとうございました 1984年出版で2022年文庫化 なので内容は当時の現地調査でもあるのですがむしろ当時に残っていた貴重な記録、豊富な引用文献とともにやはり帯にたがわない「記念碑的名著」だと思う 『医学の発達は「どのように」病気になるかをより詳細により明確にしてくれるであろうが、それは「なぜ」という疑問には答えてくれない』(引用)だとしたら、その「なぜ」について答えてくれるのがユタ、シャーマン、民間医療なのかもしれない そして、彼女が現地調査したのが1960~1970年代 そこから60年経た現在の医療において、民間の巫者、シャーマンがどのくらい活動していらっしゃるのか、私にはわからないが、当時よりかなり少ないと思う でも、『従来からそこに住んでいる人々が外来者を名子や奉公人として経済的・社会的に「家」の枠内に抱え込むほど余力もなく、また、ムラが明確な階層化も起こり得ないほどの余力がない場合。こうした場合、外来者を通婚忌避の対象とすることで親族に断絶を持ちこみ、それによってからくも階層化を果たそうとする』(引用)という状況はむしろ現状と変わらない、というかスケールを日本に拡大している それは、ネットの炎上、人種差別、裏ライングループでのいじめなど、「なぜ」に答える「モノ」はより、必要とされてて、でもその役割をする「モノ」がないように思う 階層化が「良い」のか「悪い」のかは別として、すでに開墾できる田畑のない谷のムラと現状の日本が重なってみえる おすすめ


