人物で読むイスラム世界 日経プレミアシリーズ

2件の記録
おかもん@okmn2026年5月6日読み終わった読書メモ近現代のイスラム世界の知識がほとんどなかったので苦戦しながらの読了。 読んでみてこの地域の政治家による汚職や独裁の多さが気になった。おそらく同じく第三世界とされるアフリカや南米も、欧米やアジアに比べればこれらは多いはずだ。しかしこの地域においては、それが現代産業に欠かせない化石燃料や排他性を孕みうるイスラム教と絡むことで世界的な影響力を持つことになっているのだと思う。 また先日読んだ『砂の文明 石の文明 泥の文明』によれば、イスラム世界の多くは砂の文明に位置付けられ基本的には遊牧民を起源とする。近代国家観に基づいた地図上の線引きによって遊牧民を分断したことは多くの多民族国家を生み出すことに繋がった。異なる国に同じ民族がいること、同じ国の中に異なる民族がいること。これもこの地域の政情不安を引き起こしている一因だと感じた。

