反逆の神話〔新版〕 「反体制」はカネになる (ハヤカワ文庫NF)

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- doji@doji_asgp2025年5月9日読み終わったあらゆるカウンターもオルタナティブも、資本主義とブランディングを加速する差異として消費され続けてきただけだ、という本書の主張は強烈で、長い夢から目を覚まさせるインパクトがあった。それらのカルチャーを摂取していたひとびとやリベラルな価値観を持つ層に対して、ほんとうに変革したいのであれば政治に関わるべきというのは、言ってしまえばそうなのだけれど、みんながみんなそうあるのはむずかしいよな、とも感じる。ここのところのリベラル批判にも通ずる考え方でもあると思う。