戦争体験と経営者

戦争体験と経営者
戦争体験と経営者
立石泰則
岩波書店
2018年7月23日
2件の記録
  • 仲間安方
    仲間安方
    @pippo_3520
    2026年5月18日
    p.150 『関東軍の将校だった人物に記者が民間人を置き去りにした理由を質問した。(中略)「日本の軍隊は皇軍と言いますよね。皇軍の意味はご存知ですか。皇軍とは、天皇の軍隊という意味です。つまり、天皇を守るのか皇軍の務めです。だから、国民を守るのが日本軍の、皇軍の務めではありません」』 全体と個が、尽くし活かされる関係が健全な組織であるが、日本軍の全体と個の関係は 個は全体に無条件で尽くさねばならず、かつ個は全体のメンバーではないので「全体のため」という名目のもと単なる消耗品として扱われる、というものだった *** 昭和を代表する経営者たちはそれぞれ個性があるが、その姿勢には共通するものがある。それが戦争体験だ。という本。 戦争〈責任〉の直視を拒否し続けるために、ある種の終わらない戦争、この本ではつまり歪んだ全体主義への無条件服従という病、に閉じ込められていることが日本の問題だという論点は、木下順ニ『歴史について』に近い。 棄民とも呼べるような人間性軽視は、日本(軍)の伝統文化だった。昭和の経営者たちは、自身の戦争体験に基づき、終わらない戦争の病と戦い続けた。 しかし、病は戦争経験のある経営者の少なくなった平成後期〜令和の会社経営のノーマルとして、再び興隆しすでに深く受容されているとも見える。 歪んだ全体と個の関係性のなかで、〈会社〉の部分はどんな文字に書き換え得るだろうか。不安は尽きない。
  • つぐ
    @tug___read___tug
    2026年5月18日
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