【化粧箱入り】火の鳥全12巻セット

【化粧箱入り】火の鳥全12巻セット
【化粧箱入り】火の鳥全12巻セット
手塚治虫
朝日新聞出版
2020年8月7日
1件の記録
  • もりもと
    もりもと
    @mori_11
    2025年5月31日
    ポッドキャスト番組『夜ふかしの読みあかし』で火の鳥読書会をやっているのを聴いて、去年から図書館で借りてちょっとずつ読みました。 手塚作品はいくつになってから読んでも気付かされることが多くてすごいです。 発表からずいぶん時間が経っているとはいえ、現代に重ね合わせて考えられる人間社会の本質的なことがたくさん描かれていてとても面白かったです。 特に読み応えがあって面白く感じたのは『鳳凰編』。芸術が権力に利用され得る関係、ということが示されていたように思います。 未来の話は全体的に希望よりも不安になる話が多くて、それは技術の進歩に人間がどう対応するか、生命倫理的なとこを問われる設定が多いからかなと思います。特に『生命編』は怖さを感じました。バラエティショーでクローン人間が撃ち殺される様子がエンタメとして消費されている社会が人間のいろんな面を暗示しているように思えます。 どの編にも印象的なシーンやセリフがあって、たびたび思い出すことになるのだろうな〜
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