武士道
2件の記録
- ペンタ@penta2026年4月22日読み終わったショーペンハウアーの幸福論において、虚栄心や他人の目は不幸の要因の一つに挙げられている。では、名誉を重んじた武士達は不幸だったのかと疑問に思いこの本を読んだ。 結論から述べると、不幸だったと思う。特に平和な世の中だった江戸時代では。 武士道とは、元々戦闘者の倫理であり、卑怯者や臆病者を厳しく批判する独自の考え方である。もし、そのような評判がたてば腹を切らねばならない。そうならないために、常日頃から肩ひじを張りながら生きるのはとても息が詰まると思う。 また、ひとたび刀を抜けば切腹であり、かといって侮辱されっぱなしでは臆病者と呼ばれ面目が立たない。そのような状況では、どうせ死ぬのなら名誉を守りながら死ぬために刀を抜くというダブルスタンダード状態であった。 確かに、赤穂浪士は日本人として感動する物語だと思うが本当に皆が納得していたかは甚だ疑問に思う。名誉のために仕方なく、参加した者もいると思う。 そう考えると、やはり虚栄心は自己を不幸に繋げる要因の一つだと再認識した。 ただ、武士道にも仁・義・信などの今の日本に置いて大事なこともある。如何せん、名誉に重きを置きすぎるのが良くない。
