古代ローマの料理と食文化
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えい@shibamoti2026年6月7日読み終わった資料系@ 自宅古代ローマ料理の再現レシピとその写真、ローマの食に関するコラムの本。 料理レシピの参考元は、もはやお馴染みのアピキウス。その中でも比較的メジャーで食材などが曖昧ではなく再現性が高いものを選んだということなのだろう。 カラー写真つきの料理の本なので、一見しただけでどんな料理かという実態がイメージしやすく、それだけでもうとても嬉しい。 料理にはハーブが頻出するのだが、それらのハーブの解説が巻末にあるのもありがたい。 アピキウスのレシピは昔のレシピものの例に漏れず、分量や時間が非常にざっくりしたものであるため、写真にある作成された料理の調理時間や味は発行元のフランスの編集者がチェック済みなのだそう。 面白かったが、気になる点がいくつか。まずレイアウトや装丁が廉価な資料集のようで垢抜けない印象が否めない。厚くはないとはいえせっかくのフルカラーなのにどうしてこのデザインになったのか。 それに料理写真が実際に料理として調理された後のものと、調理前の素材イメージだけのものが混在している。仮に揚げ魚みたいな、素材によって見た目が変わるけど調理法が同じだからだという理由にしても、一例として調理済みのものを挙げ統一した方が違和感が少なかったのではないか。 また、味への言及が非常にライトなのも惜しい。せっかくなら実食してチェックした時の所感や調理の時のエピソードもあれば良かったと感じてしまう。食文化への言及はコラムに収まる用量なので、あくまで興味の入口になる本、というコンセプトなのかもしれない。
