思惟とあらわれ

思惟とあらわれ
思惟とあらわれ
河野道代
panta rhei
2022年7月7日
2件の記録
  • 河野道代『思惟とあらわれ』(panta rhei)は、「わたし」のさまざまな状態のあらわれ、そして意味づけ、その過程をまざまざと見せられ、「ーお前は誰か。」と問われる。怖すぎるって。笑 ようやく答えが見つかりそうなとき、 《寓喩がひとりの戯れに過ぎず 類推が閉ざされた連環にあるかぎり 絶えて感覚することのかなわぬもの。 その秘めやかな隔たりを隔たりのまま 束の間とどめようとする目論みの 無意味。》 「いたずらな試み」 という最終連で、詩集自体を読み終えることになる。なにか許されないことをしてしまったかのような気持ち。俺は許されたいがために繰り返し読んだ。
  • じんば
    じんば
    @jin3343
    2025年3月27日
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