
素潜り旬
@smog_lee_shun
詩人。『パスタで巻いた靴』(港の人)
- 2025年5月25日モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え: ブコウスキ-詩集2チャールズ・ブコウスキー読み終わった
- 2025年5月25日
- 2025年5月25日顔をあらう水蜂飼耳読み終わった時代を行き来し、その度訪れる「再会」を「読み替える」手つきが顔をあらうよう。水は水でも毎回その水は違っている。いくら同質でもすくった水の量さえかわるみたいに。誰しも何かしらの変化みたいなものが常に既に起きていることについての。
- 2025年5月21日新・動物の解放ピーター・シンガー,井上太一読み終わったまさに「哲学ではじまり料理法で終わる」本だったが、その体系的に読者がチャレンジする流れであったり、方法としても、そのようになるだろう。植物が感じる痛みについても避けずに書かれていたのがよかった。気になるところだから。
- 2025年5月21日変わりゆくものを奏でる──21世紀のジャズネイト・チネン,坂本麻里子読み終わったネイト・チネンが『変わりゆくものを奏でる』(Pヴァイン)で21世紀のジャズを語るにあたって、カマシ・ワシントンからはじめることに感動した。俺もカマシこそがこの書籍のタイトルを体現しているとおもう。
- 2025年5月20日
- 2025年5月20日調和の幻想河野道代読み終わった何度読んでも俺とは交わらなかった。詩集のタイトル通りのことが起きている。詩について考えるとき、同質の思考回路を探すように、電針をさす読みをしたくなることもある。あまりにもとっかかりがない場合など…それすら通じず、お手上げだけれど、良い詩集なのはわかることもあり、残念だった。
- 2025年5月20日
- 2025年5月20日
- 2025年5月19日
- 2025年5月19日
- 2025年5月19日ブコウスキー・ノートチャールズ・ブコウスキー読み終わったブコウスキー『ブコウスキー・ノート』によると、ブコウスキーは死ぬ数日前のニール・キャサディと会っているらしい。そのときに話したふたりの著作のこと、ケルアックのこと、ニール・キャサディのビールを飲むスピード、「パレードを先導するみたいに、ビートを刻むのがちょっとばかり早かった」こと。 この数時間を膨らませると、晩年版『死にたいほどの夜』みたいな映画になりそう。となるとキアヌ・リーブスにブコウスキーをさせるミスキャストで甘いお酒のゲロまで光りだすだろう。ニール・キャサディの車捌きをブコウスキーの独白でみせるカーアクション映画が良い。
- 2025年5月19日
- 2025年5月17日思惟とあらわれ河野道代河野道代『思惟とあらわれ』(panta rhei)は、「わたし」のさまざまな状態のあらわれ、そして意味づけ、その過程をまざまざと見せられ、「ーお前は誰か。」と問われる。怖すぎるって。笑 ようやく答えが見つかりそうなとき、 《寓喩がひとりの戯れに過ぎず 類推が閉ざされた連環にあるかぎり 絶えて感覚することのかなわぬもの。 その秘めやかな隔たりを隔たりのまま 束の間とどめようとする目論みの 無意味。》 「いたずらな試み」 という最終連で、詩集自体を読み終えることになる。なにか許されないことをしてしまったかのような気持ち。俺は許されたいがために繰り返し読んだ。
- 2025年5月15日ブコウスキーの酔いどれ紀行チャールズ・ブコウスキー,中川五郎読み終わった歳をとったらどこかのタイミングで朗読ドサ回り(城に行きつつ)、みたいなことを海外でしてみたいとも思うが、ブコウスキーだから歳をとってもできたのであって、というか売れたのが遅かったわけで、早いうちにできるに越したことはない。
- 2025年5月15日ブコウスキ-の3ダ-ス: ホット・ウォ-タ-・ミュ-ジックチャールズ・ブコウスキー,Charles Bukowski,山西治男読み終わったブコウスキーの短篇集『ホット・ウォーター・ミュージック』にまさかのコンクリート・ポエトリーが出てくる。 《コンクリート・ポエトリー(文字などの絵画的配列によって作者の意図を表現しようとする詩)ですか?ああ、そうですね、コンクリート・ポエトリーはコンクリート製品のようでしょ。》 ブコウスキー「中、外、おしまい」より。 なかなか凄いことだと思う。ブコウスキーが興味を持っていたとは思えないけれど、どこかでみたり聞いたりしたのだろうな。
- 2025年5月15日ウエスタン・ランドウィリアム・バロウズ,飯田隆昭読み終わったバロウズの80年代三部作、というか西部劇作品群、『バロウズ』でも何度も朗読されていた…それらは、部分的には面白いのだけれど、一冊の本になると途端にバグる、だからこそ朗読で冴えるともいえる。抜書きと断章を西部劇で整えたそのバロウズだからこその様式美みたいなもの、その単純な格好良さ。
- 2025年5月15日デッド・ロ-ドウィリアム・バロウズ,飯田隆昭読み終わったバロウズの80年代三部作、というか西部劇作品群、『バロウズ』でも何度も朗読されていた…それらは、部分的には面白いのだけれど、一冊の本になると途端にバグる、だからこそ朗読で冴えるともいえる。抜書きと断章を西部劇で整えたそのバロウズだからこその様式美みたいなもの、その単純な格好良さ。
- 2025年5月15日シティ-ズ・オブ・ザ・レッド・ナイトウイリアム・S.バロウズ,飯田隆昭読み終わったバロウズの80年代三部作、というか西部劇作品群、『バロウズ』でも何度も朗読されていた…それらは、部分的には面白いのだけれど、一冊の本になると途端にバグる、だからこそ朗読で冴えるともいえる。抜書きと断章を西部劇で整えたそのバロウズだからこその様式美みたいなもの、その単純な格好良さ。
- 2025年5月13日夢の書: わが教育ウィリアム・バロウズ,William Burroughs,山形浩生読み終わった《映画版「裸のランチ」の最後で、リーは何かを起こすことによって、妻を射殺することによって自分が作家であることを証明したのを覚えているか?だからいまのわたしは、一人であまり上手に書いていない。》という何とも言えない他人事な、この本が断片的だからこそ紛れ込んだ記述。 「紙切れやインデックスカードや片手でタイプした紙など」に書かれた文章がほぼ一続きにまとまった、こういう本に俺はとても惹かれてしまう。俺の『家家(カイエ)』もそんなつもりで書いている。
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