バロック音楽 ──豊かなる生のドラマ (ちくま学芸文庫)

バロック音楽 ──豊かなる生のドラマ (ちくま学芸文庫)
バロック音楽 ──豊かなる生のドラマ (ちくま学芸文庫)
礒山雅
筑摩書房
2020年10月10日
2件の記録
  • aru
    aru
    @okiotashika2
    2026年6月19日
  • うゆ
    うゆ
    @otameshi_830
    2026年6月12日
    とても面白かった!先日読んだ『バロック音楽と国際政治』はタイトルのとおり歴史や政治の話が主眼だったのに対しこちらは内側から外側から「バロック音楽」を総括。その時代の「外側」が音楽の「内側」にどう分け入っていったのか。時代、社会が音楽になにを要請したのか。バロック時代の音楽家たちが作曲した曲はなぜあのような音楽なのか。地域(国)による違いはどこからくるのか。当時の思想はどう反映しているのか。などなど、なるほど だからか〜 と思うことの連続で最初から最後まで興味の途切れることなく読みました。著者の礒山雅さんの文章とそこから感じる為人もとても素敵で私はどうやら好きみたい…。他の本も読みたいです。 文学や美術に加え音楽も、「バロック」が繋がってきました。光と影の激しいぶつかりあいがひとつの世界に調和する宇宙。国民の半数以上が死んだような戦争を前に、人は神の存在を問わずにはいられなかっただろう。その切実さは今の自分には想像しても到底追いつけるものではない。 改めて聴きたい曲がたくさん。 古楽の楽しみ を聴きながら読むのにぴったりです。 ーバッハの音楽は、キリスト教の教義を信じているかどうかにはかかわりなく、人間の問題をまじめに考えている人、人間を超える価値に向かおうとどこかでしている人のすべてに、宗派を超え、国境を超えて、訴えかけるものである。なぜならば、教義は世界の宗教において個別的であるが、宗教を求める心、超越的な価値に向かおうとする心は、広く普遍的だからである。その「渇き」を内側に知る人はみな、バッハの音楽を真に理解することができるはずである。 …この文章に強く胸をうたれました。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved