ひみつの森のオオカミ

ひみつの森のオオカミ
ひみつの森のオオカミ
ジュリア・サルダ
ニコラ・ディガール
ミリアム・ダーマン
河野万里子
徳間書店
2026年6月12日
4件の記録
  • けちゃっぷ
    けちゃっぷ
    @krkrkrpp
    2026年6月28日
    この森には、この世でいちばんおおきなオオカミがいる。 その毛皮は、雨あがりの木の幹のように黒く、目玉は満月のように金色で、森のどんな動物からも、おそれられていた。 むすめの歌声が聞こえてくると、とたんに時はゆっくりとながれだし、オオカミのこころに光がさしこむ。 しかし、ある朝を境に歌が聞こえなくなる____ 。 「黒い影のように狩りをつづけた。 歌のなくなった世界で、こころのなかは、うつろだった。」 という一文からは、”命を奪うことを生業とする者から見る光(=むすめ)のまばゆさ”と、それを知る前には戻れない、という強い渇望が見え隠れする。 そんな中、ふしぎな鈴を手にすることで、オオカミは人間の言葉を話せるようになる。むすめとオオカミの静かな逢瀬、再びこころは歌にあふれ、ウサギやシカを食べていたときよりもゆたかに、たましいがみたされていく____ 。 しかし、その”代償”も静かに、そして確実にオオカミを蝕んでいき……。 ---- 昔話風の語り口で紡がれる光と影の物語という構図自体とても好きだが、それよりも「ファンタジー世界が織りなす不思議な情景、そこに乗るオオカミやむすめの感情」の一つひとつが粒のように美しい言葉で丁寧に描かれていて、そこが自分を惹きつけてやまない。 言い方が正しい分からないが、非常にドストレートでプリミティブな美しさが宿っていると思う。 舞台設定がそう思わせるのもかもしれないが、一度知ってしまった光を渇望するオオカミの様や、それに応えるむすめを見ていると”説明するには難しい、何かやわらかいもの”が絵本という形で顕現したみたいだった。
  • 光陽
    光陽
    @kouyou_108
    2026年6月27日
  • けちゃっぷ
    けちゃっぷ
    @krkrkrpp
    2026年6月24日
  • 茶谷
    茶谷
    @tu_sp_763
    2026年6月19日
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